11月下旬に旅行したロンドンでのクラシック音楽鑑賞の最後となる投稿、年内に全部投稿できて良かった
2024年11月10日(日)午後7時30分からロンドンのウィグモア・ホールでパヴェル・ハース四重奏団の公演を聴きに行った、このコンサートは休憩時間を含めて約2時間だった
大ホールでのオーケストラ演奏やオペラ鑑賞が多かった今回のロンドン旅行だが、室内楽専用劇場にも行ってみたかったので、予約してみた
場所はロンドンの繁華街の一つであるオックスフォードサーカス駅から歩いて10分くらい、地下鉄の駅付近はピカデリーサーカスにつながる道が派手にライトアップされ華やかなのに、ホールに向かって歩き出すと静かな雰囲気の街になる、その建物の並びの中にひっそりとウィグモア・ホールはあった、外からの入口は何となくアメリカっぽい感じがした
1901 年に建設されたウィグモア ホールは室内楽、器楽、古楽、歌曲を専門としており、舞台上のアーツ・アンド・クラフツ様式のキューポラを備えた美しい内装が有名、座席数は 552 席、現在では毎年約500のコンサートを開催し、合計20万枚のチケットを販売し、同じ数の学習イベントを開催している
ウィグモアホールでは、2年ごとに国際歌曲コンクール、3年ごとに国際弦楽四重奏コンクールが開催され、才能のある若い音楽家が世界中から集まっているという
中に入ると細長い導入路があり、その先にホワイエ、ホールに入るドアがある、そこに椅子があったので腰かけて開場を待つ
内部を見ていると地階にバー・カフェやラーニングルームがあると出ていたので行ってみた、そこには椅子とテーブルが用意された待合室のようなバー・カフェの部屋が二つあり、どちらも利用できたので、座って少し雰囲気を味わった、年配の人が多く来ている感じがした
時間になりホールに入る、落ち着いた雰囲気、この日は6割くらいの入り具合か、若い人もいたがシニア層が多いような気がした、私たちは少し後ろの方の席を予約してホール全体がよく観察できた、入場の際にはコンサートのプログラムノート1枚がもらえた
出演
パヴェル・ハース四重奏団
ヴェロニカ・ヤルシュコヴァ/ヴァイオリン(女性)
マレク・ツヴィーベル/ヴァイオリン
シモン・トゥルシュカ/ヴィオラ
ピーター・ヤルシェク/チェロ(ヴェロニカの夫)
パヴェル・ハース四重奏団は、 2002年に結成されたチェコの 弦楽四重奏団、第一ヴァイオリン奏者のヴェロニカ・ヤルシュコヴァは、夫のピーター・ヤルシェクがチェロ奏者を務めるシュカンパ四重奏団のコンサートに出席したことがきっかけで、四重奏団を結成した
この四重奏団は、 1941年にチェコスロバキアから追放され、アウシュビッツで殺害されたチェコの作曲家パヴェル・ハース(1899年 - 1944年)にちなんで名付けられた
チェコ音楽はアンサンブルのレパートリーの中心的な基盤の 1 つとなっており、今夜もドヴォルザークの糸杉が演目に入っていた
曲目
糸杉 B152(1865、改訂1887年)/ドボルザーク
弦楽四重奏曲第22番変ロ長調 K589「プロイセン」(4楽章、1790年)/モーツアルト
弦楽四重奏曲第3番変ホ短調作品30(3楽章、1876年)/チャイコフスキー
今夜の曲は知らないものばかりだったがじっくり聴けて良かった