爺の三角関係
古き、よき平成時代の高校でのお話です
1学期の最初の授業で:
「私が教える教科は『英語G』です。私が受け持つからジイなのではなくて、GはGrammar、文章の法則、即ち文法と言う意味です。だから、私の風貌から連想して私のことを『ジイ先生』と呼んではいけません。ゆ~先生と呼ぶように。また、『爺さん』と呼んだら減点します」
2学期が始まったある日の授業で:
私が板書している最中に、『おジイ』という声が聞こえた。
「今、オレのことを『ジイ』と言ったのは誰だ!その声は、きっと咲来(さくら)だな!」
咲来:「ハイ、すみません。うちのおじいちゃんの話をしていたんです」
私:「そうか、さくらはオレの孫だと思っていたのに、本当のお爺さんがいたのか。残念だなあ」
咲来:「あら、ゆ~先生は嫉妬してるんですか?」
私:「そうさ。『さくらがほしい、花いちもんめ』ってことだよ。この関係を『Gの三角関・・・数』っていうのさ」
するとギャラリーから一声:「うわ~、ゆ~先生のクリーンシットだ!」
そう、私と生徒、双方の駄洒落が見事にクリーンヒットした瞬間だった。
コロナと令和になった現在は、このような授業は出来ません。もはや先生は『人間』でない方がいいのかもしれません😵
ご訪問、ありがとうございました。(ゆ~)
こういう心のキャッチボールができると、若返りますね。
G、グラマー、嫌いでした😅
高校時代、そのグラマーの先生には、面白い印象が有ります❤️
何かの思い出で、書いてみたいとも思うこの頃ですね😃
>コメントありがとうございます。
私、若いころは丸い部屋も四角く掃くといわれる四角四面の教師でしたよ。
定年が過ぎて平成になってから、人懐っこい生徒のお陰で私も四角い所を丸く掃けるようになったのであります。
今後ともよろしくお願いいたします。(ゆ~)
若いころの私は四角四面な教師でした。
定年になってから講師をしていた田舎の学校の生徒はみんな人懐っこくて、私もつられて駄洒落先生になってしまいました。「生徒が教師を変えた」です。
今後とも宜しくお願い致します。(ゆ~)
>コメントありがとうございました。(何故か返信が混乱してしまいました)
受験校の教師にとっては文法ほど楽な授業はありません。(どのレベルの学校の生徒にとっても、文法ほど退屈な授業はないでしょうが)
金四郎さんの校時代のグラマーの先生のエピソード、知りたいです。(ゆ~)
(そこそこベテランの先生でないと使えない技ではありますね🍀✨✨)
今の生徒さんたちも、キャッチボールは求めているのではないでしょうか⚾もしかして・・✨
>コメントありがとうございます。
ほんとに、今の生徒もキャッチボールを求めていると思います。しかし、コロナ後のタブレットやAIっぽい授業では無理のような気がします。
感情のこもった言葉のキャッチボールが出来ないとなると、学校の存在意義もなくなってしまうのではないかと・・・。
あと何回かこんなブログを続けますので、よろしくお付き合いください。(ゆ~)