平成時代の高校生
はだかのケン
残暑が猛暑となった9月初旬の昼休みの出来事。
3年生の男子が二人、廊下の向こうから肩を怒らせて迫ってきた。
そのうちの一人は、上半身を露わにしているではないか。
すれ違いざまに声をかけた、
「おや、健(けん)くんじゃないか。上半身がまる見えだぞ」
すると、間髪を入れずに、隣の晃(あきら)が反応した、
「先生、コイツ、『はだかのケン』って言われているんです」
晃のこの素早いユーモアに私は大感激。
晃も健もこの夏に放映された『はだしのゲン』を観たのだろうか。
もうすぐ就職試験がやってくる。その時までには、
茶髪で裸のケンは、真面目な健くんに変わっているだろう。
新幹線と山脈『花咲く丘の高校』より西を望む
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