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レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

終着駅への旅、帰路編①~野辺地の町

2023-09-08 | 街:青森








最北の繁華街の夜は明けた。翌朝は、まずJR大湊線で野辺地駅まで移動する。そこから「青い森鉄道」で青森駅まで向かうことになる。乗り換え時間を利用して、野辺地駅前を散策した。実は野辺地町自体には以前にも来たことがある。近くの温泉旅館に泊まった。大間のマグロが出ると聞いて、楽しみにしていた。だが実際に出てきたマグロの刺身は、それ以上は不可能なほど細かくカットされていた。キャラメルの包みくらいの大きさに角切りされていた。(マグロをそんなに細かくカットする技術には驚いたが・・・)。マグロの入荷に問題が生じたのか、コストカットだったのか、理由はよく分からない。でも僕は野辺地と聞くと、あの小さなマグロ刺身を思い出す(ちなみに現在は普通の大きなマグロ刺身が出るようです)。昨夜、田名部の繁華街で食べたマグロの刺し身は絶品だった。それを食べた時に、帰りは野辺地の町を歩こうと閃いた。マグロ繋がりだと思う。ちなみに別に野辺地にネガティブなイメージは持っていません。

野辺地の町は大体写真のような感じだった。乾ききっているよりも、雨に濡れた方が美しく見えるのだと思う。願わくば、深々と雪の積もる真冬。しかも夕方近くに歩いてみたい。きっと全く別の顔を持っていると思う。そんな刻は、扉を開けた瞬間に立ち込めるラーメン屋さんの湯気が香ばしいだろう。

GRⅢ


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6 コメント

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野辺地の街並み (s1504)
2023-09-08 10:04:39
初めまして。
大昔の話ですが、上野発の寝台特急で野辺地に下車、駅前の食堂で朝飯を食った記憶があります。
その後焼山温泉で一泊し、奥入瀬渓谷の散策をした関係で野辺地の町は全く見ていません。
今回貴ブログで写真を拝見し、なるほどこんな街並みだったのかと懐かしんでいるところです。
突然の訪問で失礼しました。
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Unknown (awa)
2023-09-08 10:33:31
花よりホタテ(笑)
近年の海面水温の上昇で、魚の漁獲量が激減しているそうですね。魚も北上したり南下したりと、産地も変わりそう、なんてニュース見ました。
東北でミカン栽培。都市伝説ではなくなりそうです。

ラーメン屋さんの湯気、そそられます(笑)
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Unknown (Charlie)
2023-09-08 19:22:23
こんばんは!
列車を乗り継いでの移動で生じる“間隙”に辺りを歩き廻り、(GRIIIの形状を想うと手に提げているのだと想像しますが)カメラで眼に留まったモノをさり気なく撮ってみるという、辺りを見回しながら歩く様子が思い浮かぶような画が連なっている記事で、画を愉しく拝見しました。
写っているモノも、「北海道にやや似ている青森県内の街」という感じで興味深く拝見しました、5枚目に少し錆びた灯油タンクが在りますが、これは“集中暖房”が当然の外国の方には酷く珍しく不思議なモノであるらしいです。北海道でも非常に頻繁に見掛けるモノです。
6枚目は、然程の人口規模でもない地方の街の風情が色濃く出ていて、立寄ったことのない場所であっても「何処かで観たような?」という気分になります。
何か「青森県に誘われる」という感じがしないでもないですが、素敵な画に大感謝です!!
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s1504さん (6x6)
2023-09-08 21:05:09
コメントありがとうございます。
ご経験談を聞かせて頂き、野辺地の町が一層リアリティを持って参りました。
その場面を想像して楽しませて頂きます。野辺地の女」とかそういう架空のミステリーみたいですね。

僕としても懐かしい思い出のきっかけとなれて嬉しいです。
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awaさん (6x6)
2023-09-08 21:09:06
最後に無理無理、花の写った写真をいれましたが、残念なことにピントが・・・。
「花よりホタテ」、名言です。こんな町でラーメン屋さんの湯気を真冬に見たら、胃にスペースがなくても食べてしまいそうです。
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Charlieさん (6x6)
2023-09-08 21:12:24
見られていたようです(笑)。
実際、リストストラップで右手にGRⅢを下げて、雨が微妙にぱらつく町を歩きました。
今回の旅は、X-PRO3とGRⅢ。その中間に位置づけられるX100があれば、それだけで事足りたように思います。
最強の旅カメラはX100かなあと思いました。

追伸:青森にはどうしたって惹かれます。
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