旅の夜は楽しむことにしている。酒だって飲む。でも以前と比べれば圧倒的に量は少ない。今回の総酒量は、2合相当+αくらいだろうか。全然足りない。当然もっと飲みたいが、これを現状の限界値としている。一軒目で生ビール(中)1杯、日本酒グラス1杯(多分90cc)。それだけで次の店に行く。こんな芸当は以前は出来なかった。二軒目では日本酒飲み比べセット(3杯で90〜120cc)、トマトチューハイ。うん寂しい。寂しいけれど、こうやって外で酒が飲めるようになったことを喜ぼう。最北の繁華街では、マグロもホタテも焼き鳥も旨かった。最後の写真の時計が午後10時半になっているが、多分これは止まっている。実際には午後8時頃には部屋に戻った。たったそれだけの夜だ。それだけの夜が楽しいのだから始末に負えない。帰りがけに、夕方出会った猫に挨拶した。「楽しかったでしょ?」、猫の顔がそう言っていた。最北の終着駅を目指す旅は座りっぱなしで疲れた。到着すれば今度は駅員さんの態度に憤慨した。気持ちを建て直したつもりが、繁華街に向かう途中であわや交通事故という場面もあった。むつ市に来たこと自体に腹を立てもした。そんなこんなも全て旅の一部。繁華街での一時で全ては報われた。僕は大人しくホテルに戻った。
今回は鉄道を使った旅だ。翌日の運転の心配はない。以前であれば部屋に戻ると、そのまま酔い潰れて寝てしまうのがパターンだった。今は違う。シャワーを浴びて、さっぱりと部屋で寛ぐ。窓から外の灯りを眺める。嗚呼、外には最北の繁華街。静かに夜は更けてゆく。まだ復路があるので、旅は翌日も続く。でも残りは消化ゲーム的なところもある。旅の終わりはいつだって哀しい。
X-PRO3 / XF23mm F2R WR
全てを捨てて、旅に出たい...
今はそんな気分です
私の憧れです(笑)
飲む量も以前と減っているかも知れませんが
からだ長持ちして いつまでも旅が続けられるよう 意外と正解かも知れません
飲めない私は こんな風景にあっても ただ散歩して帰るだけです
飲み屋さんの 手作り料理 お酒のあて テレビなどでも美味しそうです
旅の孤独(至福)と温かい変える場所(平凡)は、表裏一体なんだなと今回の旅で思いました。
まあでもこの繁華街はなかなかでしたが(笑)。
それが出来る人は格好良いなあと思います。
僕は短すぎるタイプで、もう一言あっても良いかなと思います。
それでも時と場合によっては、何故か会話が弾むこともあり、本当に不思議です。
飲める酒の量から逆算して動く。当たり前に皆がやっていることを、やっと僕もできつつあります(笑)。
でも飲み屋に行かなくても、旅は成り立つので、そういうものもいつかやってみたいなあ、なんて。