盛岡は東北の中では大きな町で、その割には風情もある。写真の撮り甲斐のある町である。撮影すべき町並みは点在しているので、飽きも来ない。こういう町は他にも撮影する方がいるし、別に僕が撮る必要もないのではとも思う。格好つけているわけではない。盛岡は写真を撮ってくれる人が沢山いるから、僕は殆ど誰も写真を撮らない町を撮ってあげないと可愛そうだ、そういう意味である。でも東北地方に住んでいれば、定期的に仙台とか盛岡に出かける用事も出来るものだ。今回は家人の用事の付き添いで来た。僕は特段用事はないので、その間、ぷらぷらと盛岡の町で写真を撮った。ここでは人と町が有機的に絡みあい、流動している。その流動にも関わらず、静かな時間が流れている。やはり良い街だと思った。それにしても今回使ったレンズ、ズミルックスM50mm(ASPH)。惚れ惚れするような立体的な写りである。もっと街中でも使おうと思う。
LEICA M10 MONOCHROME / SUMMILUX M50mm ASPH
市内では駅近くの じゃじゃめん 冷麺の店
酒蔵・あさびらき 石割桜 盛岡城址 北上河畔・・米内浄水場・・
点々と観光関係のみです
こうした記憶の大きな隙間に 6さんの写真が埋めていきます
むしろ 6さんの写真が主で 私の観光地の方が隙間でしょうね
明日の写真は盛岡城址の近く(桜山神社)のものです。でも城址そのものではなく、門前の飲屋街です。
表もあるけど、ものごとは「裏側」こそ面白い。寺山修司と我が写真の師匠、上原稔が言っております。
だから僕の写真は隙間で良いし、隙間だからこその美を理解いただける方がいることが嬉しいです。
しかもモノクロ(笑)。
撮り手の仕事は終わり、あとは見る者に委ねる。これも我が師匠の言葉です。
あの二人は何故か妙に艶めかしい。そこを突くとは、流石オジンさん。
その想像が楽しいんですよね。