長引く不況で難関大学でも就職浪人が相次ぐ超氷河期が続いている。偏差値が高い大学なら、思い通りの企業に就職できる時代はとうに過ぎ、学生時代に何を学び、身につけたのか。即戦力を望む人事担当者の目は一段と厳しくなっている。だが、そんな苛烈な就職戦線でも善戦する大学はある。専門家が、学生への支援力が高く、その結果、好成績を残す大学を厳選した。偏差値の序列では見えてこないベスト20校とは-。
例年なら10月に解禁される会社説明会が、今年は2カ月遅れの12月となった。短期決戦を強いられる学生の焦りの色は濃く、彼らをフォローする大学側も緊張感に包まれている。
だが、そんな事態でも動揺せず、好成績を残しそうな大学はある。
全国の4年制大学、778校(10年度現在)をフィールドワークし、『真実の大学案内』(東京図書出版会)などの著書で知られる大学分析のカリスマ、山内太地氏(33)に「就職支援力が高い大学」をキーワードに20校を厳選し、ランク付けしてもらった。=表
断然のトップは慶応大で、その秘密について山内氏は「同窓会組織の『三田会』です」と指摘する。
三田会は年度・地域・勤務先・職種別などで組織され、「規模は約865団体29万人にのぼります。有力OBが後輩学生を一本釣りするリクルーター制度も健在で、学生にとっては就職で頼れる心強い存在」(山内氏)。大学のブランド力に、同窓会の面倒見の良さも加わり、就職希望者に対する内定率は96・83%。大半が有名企業だ。
順当な慶応大に対し、
山内氏が最も注目するのが、3位の武蔵大。1学年1000人強という小規模を生かし、教職員のフォローが手厚いほか、1年次から早々にスタートする少人数のゼミが特色という。
「企業に勤めるOB相手に行うプレゼンテーション実習などが面白い。実習の過程で、単なるしゃべりのうまさではなく、内容のある話をするクセや相手の話を正確に聞き取る能力、的確な質問をぶつけるコミュニケーション力が身につきます。教職員たちが学業の進捗状況から日常生活まで、学生を1人ずつフォローする態勢もいい」
そんな大学の献身ぶりもあって、昨年度の就職希望者に対する内定率は90%に達した。
武蔵大の筧雄二・広報室長は「伝統の少人数ゼミで、教職員それぞれが、担当する学生の性格や趣向までも把握しています。もちろん、就職支援だけが目的ではありませんが、教職員が的確なアドバイスや情報を提供できる部分は大きいと思う」と話す。
話は変わるけど・・・
今年は蟹を食べる機会が無かったなぁ~
思いだすねぇ~福井の蟹!!
まあ、写真で我慢するかぁぁ!