盛の検修庫前に佇む岩手開発鉄道DD5601とホキ100形。同鉄道のDD56形は4両が在籍し、いずれも新潟鐵工製です。DD5651〜53は53トン機DD5351〜53を機関換装して56トン機としたグループで、当初から56トン機として落成したDD5601とは形態に差異が見られます。一番わかりやすいのはキャブ出入口の位置だと思います。DD5651〜53はキャブ側面にドアがあるのに対して、DD5601ではキャブ妻面のランボードに面した位置にドアがあり、仙台臨海や福島臨海の新潟鐵工製55トン級機と似た形態になっています。また、キャブ上に大型のヒサシを持っている点は前回の記事で紹介した福島臨海DD552と共通しています。
(盛 2009-3-5)
※2023-3 誤字修正