サマンサタバサガールズコレクション・レディーストーナメント イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)1日目
<木戸愛>
早いものであれから4年の月日が経った。2012年の今大会で嬉しいツアー初優勝を飾った木戸愛。不動裕理や全美貞ら歴戦のプレーヤーらを抑えての完全優勝だっただけに、ツアー2勝目も早々に挙げるだろうと思われた。しかし、その後はなかなか結果が出せずに苦しいシーズンが続いた。
今季はベスト10フィニッシュが3回と復調傾向にあり、優勝こそないもののプレーの質は明らかに変化していた。その要因の一つになっているのが芹澤信雄プロの指導だ。以前からミスを許せないというか、完璧を追い求める部分があったとのこと。そこを芹澤プロにもよく指摘されると言う。「ゴルフとはミスをするスポーツなんだから」と。試合で、しかも大事な場面になるほど、そう言った考え方がスコアにつながっていくことを今は常に言い聞かせている。
今季は成績は安定しているものの初日に出遅れることは気になっていたと言うが、今週はまずはその部分はクリアできた。あとは優勝争いに加わるためには、どれだけミスを許せるかということになりそう。前日に父から「あの時(勝った時)の気持ちを忘れるな」と発破をかけられたことも発奮材料となった。明日からも強い気持ちを持ってのぞみたいと誓った。
<西山ゆかり>
先週の『ニッポンハムレディスクラシック』では、師匠である芹澤信雄プロにバッグを担いでもらった西山ゆかり。昨年の『meijiカップ』でツアー初優勝を飾ったとき以来2度目となったわけだが「西山の持ち味は笑顔とマン振りなんだから」と言われたそう。
この日は難コンディションの中で、我慢強いプレーを展開。しかし終盤の17番で、ティショットを絶好の位置に運びながら、セカンドショットでのハーフトップをきっかけにボギーを叩いてしまった。そこで芹澤プロからの言葉を思い出し、最終ホールは気持ち良く振り切ることだけを心がけた。バーディを奪うことはできなかったが、17番のボギーを引きずることなく明日につながる最終ホールになったと振り返る。
技術的にも精神的にも大きな収穫があった先週の1週間が、どのような成果となって今週の試合で現れるのか。まずは首位タイ発進でその片鱗を見せた。
<初日選手コメント>
吉本ひかる(アマチュア) (1位タイ:−3)先月ステップアップツアー優勝
「アプローチでいいパーが取れました。女子アマでは悪かったアプローチがその後、コーチからアドバイスを受けて修正できてきました。明日もアンダーで回りたいです。目標はローアマです」
原江里菜 (5位タイ:−2)サマンサタバサウェア契約
「ずっとピンチでした。アプローチとパッティングが良くて、それが後半の良いスコアにつながったんだと思います。ラッキーも多かったですね。全米女子オープンを経験したことで、いい意味で無欲でプレーできたような気がします」
新垣比菜(アマチュア) (5位タイ:−2)
「耐えるところを耐えて、長いパッティングがいつもよりはいってくれたという感じです。ショットも悪くないです。調子を落としていたのですが、コントロールショットを入念に練習して、少し良くなってきました。明日もアンダーで回って予選通過できるように頑張りたいです」
葭葉ルミ (13位タイ:-1)先週ツアー初優勝
「今日はティショットが散っていたので耐えれて良かったという印象。パー5で全然取れなかったんですが、パッティングが良かったです。優勝したことで朝のうちは少し緊張していました。この緊張も楽しめるように頑張ります」
香妻琴乃 (36位タイ:+2)株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド所属
「前半はショットが悪くてボギーが多くなってしまいましたが、後半は修正できました。バーディーチャンスもいくつか作れたので全体的には悪くないと思います。明日は1つでも多くバーディーを取れるように頑張りたいです」
以上、日本女子プロゴルフ協会
初日は、上位ダンゴ状態であり、今日明日の展開で大きく変わるでしょう。
注目はキムハヌルだ。
原江里菜、上田桃子、キヌハヌルに負けるな。