青木瀬令奈 (1位タイ:-7)
「このコースは思い入れも強いし、グリーンも知っているコースなので、ピンポジションに応じて。グリーンのアンジュレーションも複雑でスネークラインとかも多いけど、読みきれたのが良かった。17番、18番もバーディーが取れたので、1日通して納得いく内容でした」。
アンソンジュ (3位タイ:-6)
「昨日、ドライバーが良くなかったので、きょう別のドライバーに替えて成功しました。昨日は7ホールくらいフェアウェイキープ出来なかったけど、今日はフェアウェイを外したのは4つくらい。ボギーなしで回れたので嬉しかったです」。
ジョンジェウン (3位タイ:-6)
「もっとチャンスはあったけど、それを生かせなかったです。前半は良かったけど、昨日よりはよくなかったので、何がうまくいかないか考えながらのラウンドでした。良い流れが明日来て欲しいと思います」。
金田久美子 (6位:-5)
「前半ショットは良かったけどパットが全然入らなくて。後半になってやっと入ってくれました。最後のほうは良い感じでできたので、良かったです。良い位置で最終日だし、チャンスはあると思うので、プレッシャーを感じないように1打1打集中して最後までやりたいですね」。
金ソヨン(8位タイ:-3)
「日本ツアー参戦1年目で、なかなか環境に慣れることができなかった。でも、シーズンが後半に入って、ようやく生活のリズムなどがつかめてきましたね。今大会は、1日目からショットの状態がとても良くなったので、ホールアウト後にパッティングの距離感だけを調整。きょうは、その効果がさっそく表れた。最終日も精いっぱい、頑張って、日本のファンに私のことを知ってほしい」。
イボミ (24位タイ:-1)
「(最終18番で池に2回)3打目がラフに沈んでいて、ショートして、次のショットも不安があってミスショット。パッティングも集中できませんでした。(明日は)きょうも良いプレーだったし、最後ショックだったけど、去年と同じスコアなので、去年と同じように(最終日65ストローク)頑張ります」。
大山志保 (24位タイ:-1)
「昨日の方が良かったです。バーディーチャンスも多かったので。でも日本の復帰戦なので、2ヶ月ぶりにしては出来すぎです。100ヤード以内、ティーショットの正確性を修正して、明日以降良いプレーができるように」。
ローストビーフで初Vを 静かな勝負師・ささき(3位タイ:-6)
ささきしょうこは、初体験の最終日最終組。「気負いすぎず行きます。でも、緊張で体が動かなくなるかもしれません」と笑っていた。それだけに、2日目のペアリングは何ものにも代えがたい財産に。「リオ五輪日本代表の大山さん、歴代賞金女王の森田さんと、ご一緒。もう、スタート前から緊張して、1番は信じられないぐらい、ドキドキしていた。2番でバーディーが来て、ちょっと落ち着いたけど、おふたりのプレーを拝見して気が付いたのは、とにかくリズムが素晴らしい。勉強させていただきました。私は緊張するとリズムがバラバラになる。だけど、きょうはそんなことがなかった」と好調の要因を分析している。
アマチュア時代から夏が大好きだった。「プレーがしやすいからです。アマの時も夏場の成績が良かったせいもあるでしょう」と話す。かといって、暑さに強い、というわけではない。「母は紫外線アレルギー。その血を引いているから安心はできません。子どもの頃から、気管支が弱く、自宅にはエアコンを設置していない。遠征中のホテルでも絶対に冷房をつけて寝ることもありません。気休めですけど、体が少しだけ冷えるように、夏場はアイスクリームを食べます」。常に体調管理には細心の注意を払う。
得意の夏を迎え、大きく変わったことがあった。サントリーレディスオープンゴルフトーナメントから、スカートを着用。それ以前はショートパンツの健康美がトレードマークだったが、「ウェアの契約先から、『うちにはスカートもある。ぜひ、どうぞ』といわれました」。ミニスカートも、なかなかお似合いだ。
一方、20歳には珍しく、ルーティンを大事にして、ゲンを担ぐ。「スコアが良かった日の夕食は、前夜と全く同じものを食べる。プロテストは4日間、同じ店で、同じメニュー。ドリンクバーの飲み物も同じで、同じ量でした。それはツアーに出てからもずっと続けています。今回は、スーパーマーケットで惣菜を買ってホテルの部屋で食べている。ラッキーフードは、ローストビーフでしょうね。2日間、アンダーパーですから。今夜? もちろん、同じものを買って帰ります」。
イケイケの同期生、岡山とは好対照。ささきは、静かな勝負師だ。
以上、日本女子プロゴルフ協会
今回は、ジョンジェウン 、アンゾンジュの韓国選手と青木セレナ、ささきしょうこの日本人選手との対決であり、日本の若手が最後まで失速せずに戦えるかが見ものです。
渡邊彩香は+1で予選通過しています。上位にあがってきてほしいですね。