『JLPGA新人戦 加賀電子カップ』(賞金総額1000万円、優勝賞金180万円)大会最終日が12月9日、千葉県長南町・グレートアイランド倶楽部(6482ヤード/パー72)で行われ、首位スタートの川﨑春花が優勝を飾った。序盤はバーディーが先行。順調にスコアを伸ばしたが後半14、18番でボギーを叩いたものの、通算7アンダーで逃げ切った。通算6アンダー、1打差の2位は永嶋花音が入った。
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逃げ切り濃厚が一転…。川﨑春花は17番まで慎重に、順調に優勝を目指した。そして、最終18番へ。残り136ヤードの第2打は8Iを選択したが、大きな狙いが隠されていたのだ。
「伊藤園レディス最終日とピン位置が、ほぼ同じ。いいショットを打って、ピンへボールが寄って行ったら格好いいだろうなぁ、と思っていた。ビシッと決めたかったからです」と、ひと息ついて、「そうしたら、ボールが池へ」と苦笑する。ただし、戦況は風雲急だった。永嶋花音が猛チャージ。通算7アンダーで先にホールアウトしていた。
ボギーまではオッケーだが、ダブルボギーを叩けば勝負はプレーオフへ持ち込まれる。ところが、「(永嶋)花音さんのスコアを知らない。わかったのは、スコアを提出してからです。危なかった」と、ホッと胸をなでおろしたシーンが印象に残った。そうはいっても、「第4打は残り104ヤード。48度でピン奥2メートルです。最後のパッティングをしっかり決める。集中しました。ラインは下りのフック。ボール1個分ぐらいです」と心境と、状況を説明している。
ウイニングパットは決してやさしくはなかった。しかし、落ち着いてカップイン。「優勝したいと願っていた大会です。優勝できて本当にうれしい。この勢いを来シーズンへつなげます」と、新たな誓いを立てている。
さらに、会見では94期生のかたい絆を語った。「ツアーで優勝した尾関彩美悠さん、ステップ・アップツアーで大活躍をした櫻井心那さんなど、同期には強い選手がたくさんいます。切磋琢磨を重ねながら、94期生が全員でJLPGAツアーをもっと盛り上げていくように頑張りたい」。
一方、ルーキーシーズンを振り返り、「1年前は想像もしていなかったことです。今だから100点以上がつけられるけど、プレーの細かい内容などは、まだまだかなぁ。それでも、試合では流れを考えながらプレーできるようになったと思います。ボギーを打たないで、ガマンできるようになったことは今年最大の収穫」と話している。
23年は2年目のジンクスへ挑戦。「メルセデスランキング1位を目標にします。そして、常に上位争いを続け、皆さんが強いなぁと思ってくださるような成績を残したい」と、言葉の重みをかみしめるような決意表明である。
人生最初で最後の新人戦を制覇。今季は公式戦を含むツアー2勝をあげ、大本命だった。そんなプレッシャーまでパワーに変えてしまう内面の強さも魅力。これまで以上に深々と一礼をして22年を締めくくった。
以上、日本女子プロゴルフ協会
川崎春花は、ダントツに実力トップですから、優勝して当たり前です。
私が期待していた小林夢果は+1で10位でした。
来年はグリーン周りのスキルを磨いてレギュラーツアーに出てほしいですね。
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