仕入先の匠との銘木談義は、時間が経つのも忘れて聞き入ってしまうほどです。
やはり、作り手側は、銘木の見た目はもちろん、それだけではなく、材質についても吟味、研究し、
加工時に活かしているんだなぁと感じました。
例えば、この商品に間して・・・
【黒柿(クロガキ)でできたボールペン (孔雀杢)】
「黒柿の銘木で、一番綺麗なのは、やはり孔雀杢と謂われるもの。まるで孔雀が羽根を広げたみたいに見えるから、そう呼ばれている。」
と匠は語り始めます。
それに対して、私は、「その点は、私も、及ばずながら勉強して承知してます。」と答えました。
もちろん、当店ショップサイトの商品ページにも記載しています。
すると、匠は、「でも材料で仕入れた時に、いかに綺麗な孔雀杢であっても、いざボールペンなどの商品に加工してみるとそれが消えて
しまって、残念な結果になってしまうことが多い。つまり失敗作になる場合も中には、あるんだよね。」
「だから、作る場合は、いくら見た目が綺麗であっても、商品に加工した時に、綺麗に見えるような箇所を使用しないと意味がない。」
「黒柿の孔雀杢でも、白と黒がはっきりしていて、本当に綺麗だと分かるような箇所をよく吟味して考えた上で使用して加工するから、
本当に綺麗だと思える商品になるんだよね。」
まさに「目からウロコ」、「へぇー!」の連続のお話が続きました。
こうした苦労をもとに作られるから、「稀少価値」「鑑賞価値」「ステータス」「優越感」が感じられる商品に仕上がっていくんですね。
父も銘木を扱っていたので、ある程度、銘木の材質については知っているとは思いますが、やはり銘木の販売業しか経験していないので、
加工時の材質の特性や苦労については、ここまでは知らないかもしれません。
とても勉強になりましたし、また機会があれば色々伺ってみたいと感じました。
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