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太櫓(ふとろ)

2015-10-12 17:58:33 | 旅行
北桧山区共和から日本海に出ました。

ここ太櫓海岸は狩場茂津多道立自然公園内に位置し、せたな町南部の漁村です。国道から外れているため、どちらかといえば観光客のあまり来ないエリアです。

1993年の北海道南西沖地震では、もろに津波を受けた地区であります。かなり施設が流されたそうですが現在は復興しております。

お天気は良いのですが、この日は風が強く、波は大荒れでした。

海から波しぶきが風によって飛んできて、髪の毛も塩でばりばりになります。

日本海側は波が荒いのが特徴。というかこんなに荒れた海を見るのははじめてかも。まるで東映映画のオープニングみたいだわ。

しばしこの荒れ狂う海をご堪能ください。

砂浜にも波が次々と襲いかかります。この浜はカスベ(エイ)が揚がるのだそうですよ。ダイビングしたらカスベと泳げるかも。(波の高くない日にね)

海岸線から丘の上の野合地区に来ました。ここは熊出没警戒区(実際に獣害があった)ですので、出くわさないよう車の中から撮影。

太櫓小学校にやって来ました。廃校になっていますが、津波で校舎を建て替えたのか、きれいでしゃれた造りになっています。

しかし、このロケーションだと裏はすぐ山だし、グラウンドはどこにあるのでしょうね?実は、先ほど行った高台(といっても相当登る)の野合地区にあるそうです。熊は大丈夫だったんだろか。。現在は地域コミュニティ施設として、海浜留学制度なども行われているそうです。

確か、故佐藤孝行氏(元衆議院議員および自民党総務会長)はここの出身だったはずですね。

漁港に来ました。この荒れようじゃあ漁には出れませんね。

漁港そばにの弁天岬に赤い祠が建っています。海難防止、豊漁祈願、津波被害鎮魂を、海に向かって捧げているのでしょう。

なおも波がうねる前浜。強烈な自然の営みに、為す術はありません。

この先南方面は昔行き止まりだったのですが、2013年4月24日、道道北檜山大成線(新成~太田)が開通しました。日昼部(にっちゅうべ)トンネル約1,161mと、太田トンネル約3,360m(道道としては一番長いトンネル)が完成し、工事着工から約55年もの歳月がかかった大事業でした。私の知る限りで、海岸線ルート開通は、せたな町~島牧村間、積丹岬~神恵内間に続きこちらが記憶に新しいところです。
『鉄腕ダッシュ』のソーラーカーの旅(海岸線を一筆書で走る)もここを通ったのでしょうかね?
かつて蝦夷地のころ伊能忠敬や間宮林蔵が測量したということですが、今のように道路が整備されていなかったことを考えると、想像を絶しますね。
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