喜多村直『ロボットは心を持つか-サイバー意識論序説-』、共立出版(2002)
は、哲学にも深い関心を持つロボット工学者による野心作です。
は、哲学にも深い関心を持つロボット工学者による野心作です。
かなり広範囲にわたって関連する話題を取り上げているため、ロボットの心について関心がある人にもお薦めです。
但し、以下のような気になる点があります:
なによりも情報概念の定義がありません。
情報という用語を常識的な意味で使っています。
著者は、自ら唯物論者である明言しています。
情報は心的概念と身体概念の間、あるいは心と物の間にあり、主観と客観の中間に位置する。
心的過程は情報処理過程である。
情報は心的概念と身体概念の間、あるいは心と物の間にあり、主観と客観の中間に位置する。
心的過程は情報処理過程である。
と主張しています。
非物質的概念である情報の重要性を指摘しながら、その一方で自らを唯物論者であると明言するのは矛盾しているように思いますが...
詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!
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