シャノンの画期的論文『通信の数学的理論』は、科学の世界に革命をもたらしました。
この成果により、情報は物質およびエネルギーと共に現代科学の三大基礎概念になったのです。
その成果があまりにも絶大だったためにシャノンの情報概念が普及しすぎるという負の効果をもたらしたのです。
周知のように、シャノンの情報には意味がありません。
しかし、この世界には意味のある情報が至る所にあります。
これらは、シャノン流の意味のない情報とは本質的に違うものです。
シャノン流の情報に慣れ親しんだ研究者は、敢えて情報とは何かを問うことを忘れています。
これがシャノンが意図せずにもたらした負の遺産なのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます