亀の歩みで

急がず、慌てず、IT文化を楽しめたらいいと思っています。

貪り

2009-06-04 07:57:56 | Weblog
今朝 読売新聞の一面をみて驚いてしまった。
破産手続き中の商工ローンSFCGの元会長の報酬の金額。昨年 8月以降2000万円から9700万円に増額とあった。
さぁーっと読んでいて、「あれ これって年額?」と読み返してみたら驚いたことに この額が年額報酬ではなく月額報酬であった。
年額だって超高給 それが月額報酬だった。
その上、住まいも会社持ちの賃貸で1525万円から3150万円(記載がなかったが年額だと思う)唖然とした。
汗して働いていた社員の報酬はどのくらいだったのだろうか。
貪るだけ貪って会社を破綻させて 後は知らないでは通らない。
こういう経営者は数年前にもいた記憶がある。
お金に関しては狂いだすと際限がなくなる人が実に多い。
石川啄木の「働けど働けど 我が暮らし楽にならず じっと手を見る」
昨年リーマンが破綻してから大勢の人がリストラにあって暮らしに喘いでいるのに。
一人の経営者の人格がもたらす社会的影響は大きい。
公認会計士は 社長や重役の収入と会社の経営とのバランスをチェックすることができないのか聞いてみたい。
そういえば 以前証券会社が破たんしたとき、最初は監査法人の責任問題は出なかったけれど終には 責任を問われたことがあります。
もっとも 監査法人も会社との契約を交わすのです。
顧客の悪を追及すると契約解除という付けがついてくるので、そこそこ会社にも追及できない関係?が生じるのかもしれません。あってはならないことだけど!
ですから 最終的には経営者の姿勢にかかってくるのでしょう。
しかし 月額 9700万円 を 受け取っていた元会長「金を貪る」という この強欲は社会的責任を逃れる理由にはいかないでしょう。
関係者ではないけれど 損害賠償という責任は是非とも追及してもらいたいもの。
ふと思い出した IT産業の先駆け的存在の「ホリエモン」彼は宇宙の旅「○○億円」も簡単に払える収入があったんだった。庶民には計り知れない世界に住む人だった。
私にとっての「貪り」・・・・「貪り食らう」ことを辞めたい