おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

📕オー、マイ、ガー!📕

2021-06-10 12:49:55 | 本など々
浅田次郎の『オー、マイ、ガー!』を読んだ📕

前回は22ポイントの大活字文庫だっただけに、急に文字が小さく(普通の大きさだが)なるし、本の厚みはあるし、読み応えがあり、読み終わるまでに時間がかかってしまった……😅

 ラスベガスのカジノのジャックポットで前代未聞のラスベガス史上初の高額賞金を当てた3人(ホントは1人のはずなのに・・・)
 そして、その3人をめぐり、ホテルマンやカジノの機械メーカーの社長やホテルのオーナーや色んな人達を巻き込んでの大騒動!
 人情物を書く浅田次郎にしては珍しく、
(もちろん人情も多少は絡んでいたが)ドタバタ喜劇のような読んでいて楽しい作品だった。
 万事丸く収まり、めでたし!めでたし!でよかった💕

 ラスベガスに行ってみたい❣️

📚️天国までの百マイル📚️

2021-06-06 15:47:51 | 本など々
浅田次郎の『天国までの百マイル』を読んだ📚️

 検索した時に、大活字文庫と書かれてあったので、大きな活字の文庫本の三部作なのかと思っていたら、子供の絵本のように文字が大きな22ポイントフォントの一冊を三分割にされた本だった。
 弱視等の目の悪い人が読めるようにフォントを大きくしているとの事だったが、乱視があるので多少ダブっては見えたけど、老眼鏡をかけずにスラスラと楽に読むことが出来た。
 浅田次郎の本ばかり読んできたが、人情に訴える物語が多く、この作品も親子の情、特に母親の子供に対する情を描かれていて、母親であるだけに痛いほどよく分かり、涙もろい私は、ご多分に漏れず、涙なくしては読めなかった……😢
 親の気持ちが分からない世の子供達(我が娘を含めた)に読んで欲しいと思った。
 そして、今更だが、認知症になり最後には私達姉弟も分からなくなり、戸籍上の母親でしかないと諦めてしまった我が身を反省した……
 諦めてしまったから、バチが返って来ているんだろうな・・・
 お母さんごめんね……🙇💦💦そして、ありがとう❣️

 しかしながら、裏表紙に表記してある価格を見て驚いた❗️😱
 それだけの手間がかかっているのだろうが、普通の本よりかなり高く、一冊を三分割してあるのだから、作品全部を読もうとしたら三冊買わねばならず、その価格で文庫本が何冊買えるだろうか・・・?図書館はありがたいと思った。


📘ま、いっか📘

2021-06-05 17:17:55 | 本など々
浅田次郎の『ま、いっか』を読んだ📘


 前回2冊と同じくエッセイ集で、タイトルはエッセイ集の中の1つを取ったものだった。
  エッセイ1作品あたり5枚の原稿用紙を使うそうで、それぞれが短いのでとても読みやすかった🤓
 今回のエッセイ集も生い立ちの事がたくさん出てきて、「へぇ~」とか「ふ~ん」とか思いながら読んだ📖
1つの雑誌だけではなく、あちこちに投稿したエッセイを集めたものだから、同じような内容の物がいくつかあったけど、タイトル通り「ま、いっか」・・・😆

📘パリわずらい、江戸わずらい📘

2021-06-04 14:06:42 | 本など々
 浅田次郎の『パリわずらい、江戸わずらい』を読んだ📘

 JAL機内誌『スカイワード』に掲載されていたエッセイ集第3弾と言うことだったが、年に1度以上は帰省でJALを利用していたけど、全然知らなかった……😓
 と言うか、窓外の景色に夢中になっているか、寝ているかが殆んどだったので、機内誌をパラパラ捲って読んだ記憶の方が無いから無理もない話だ😆💦

 パリわずらい、江戸わずらいと言うから、てっきりパリや江戸の話に関してのエッセイ集なのかと思っていたら、何のことはない、エッセイ集の中の1つのタイトルだった……😅
 恋わずらいみたいに、恋しくて恋しくて病気になったのかと思いきや、パリに行くと必ずお腹を壊すからパリわずらい、その昔江戸では脚気が流行り参勤交代の大名が地元へ帰ると治るから江戸わずらいと言う名前が付いたと言うような話だった。

 本のタイトルになった話はそんな内容だったが、その他の話も一つ一つが面白く、「なるほど~」と納得する部分も多々あったり、「へぇ~」と感心させられる話もあったり、色んな話が面白おかしく、方やくそ真面目に多種多様に渡り書いてあり最後まで楽しく読むことができた。

 第3弾と言うからには、第1弾、第2弾があるのだろうから、それも読んでみたいなと思った。
 次の予約をしてしまったので、その次にでもタイトルを検索して借りてみよう~💕

 さあ、今回借りた最後の1冊を頑張って読もう~📖

📘君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい📘

2021-06-03 14:01:15 | 本など々
 浅田次郎の『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』を読んだ📘
 小説には掲載されていない物ばかりのエッセイ集とのことでした。
 タイトルが気に入ったと言うだけで5冊借りたのだけど、先日読んだ『王妃の館』以外は全部エッセイ集だった。
 エッセイなので一つ一つが短く読みやすかった。
 浅田次郎の生い立ちや書いた小説のことや唯一の道楽と言っている大好きな競馬のことなど盛りだくさんだった。
 1日に1冊4時間で本を読むと言う日課が凄いなと思った。
 「黙読が速いわけではない、音読と同じくらいの速さだ」と書いてあったが、声まで出さずに口の中でブツブツ言いながら音読にしてみたけど、4時間で1冊読むのは到底無理だった……😓

 さあ、夕飯の時間まで約4時間、次のエッセイ集を読もう~📖

📙王妃の館📙

2021-06-01 12:32:46 | 本など々
 浅田次郎の『王妃の館』上下巻を読み終えた📙

 パヴィヨン・ドゥ・ラ・レーヌを舞台にして、 合間にルイ14世の話を折り込みながら、10日間150万円(光)と19万8千円(影)のツアーをダブルブッキングしてのドタバタ劇・・・
 行ったことがないので、光景も浮かばないが、さぞや美しいんだろうな~と想像した💕

 始めの内は、映画のキャストが登場人物と重なって読んでいたので、そのドタバタぶりが可笑しくて仕方なかったけど、下巻に移ってからは、ルイ14世や側室に産ませた子どもの話が多く、また、ツアー客それぞれの人生も織り込まれていて、涙する場面が多かった。

 コロナが収束したら、是非パリに行ってみたいなと思った❣️

📗天切り松闇物語 5📗

2021-05-28 17:59:14 | 本など々
浅田次郎の『天切り松闇がたり 5』を読んだ📕


目細の安吉親分のそのまた親分である仕立て屋銀次こと富田銀藏の葬儀の話から始まり、最後は五一五事件を絡めたチャップリンの話で終わる……

義理・心意気・血より濃い水・血の繋がらない親子の愛情・人の情け
色んな事が入り混じったいくつかの話を読みながら、時には涙し、時には笑い、色々と考えさせられ教えられた気がします💕
私と数年しか年が違わないが、凡人の私なんか考えもつかない話をたくさん書ける浅田次郎は凄い❣️

またまた図書館で浅田次郎の本を予約した😊
浅田次郎の作品を全部読み終えるのはいつになるだろう~・・・?😅

📗天切り松闇物語 4📗

2021-05-27 13:42:46 | 本など々
浅田次郎の『天切り松闇がたり 4』を読んだ📕

今まで細目の安吉親分、説教の寅兄ィ、黄不動の栄治、百面相の常、玄の前のおこんの仕事っぷりは見て(読んで)きたが、主人公松蔵の仕事が出てきたのは初めてで、読みながらハラハラドキドキ……
3巻までは大正時代の話だったが、いきなり昭和初期に舞台が移り、小僧さんだった松蔵が1本立ちしていた❗️

しかも、盗みに入ったのが誰あろう東郷平八郎元帥の家で、的は大勲位菊花大綬章頸飾と言うのだから半端じゃない❗️
おまけに、その時の仕事はおこん姐さんが関東軍総司令官から功一級金鵄勲章を玄の前で、百面相の常が陸軍参謀総長の宮様から大勲位菊花大綬章をまんまと盗み取った後の総仕上げで闇夜に紛れて押し入ったら・・・
東郷元帥は松蔵が来ることを前もって知らされており、騒ぎ立てることもなく、目的の品物を貸し与えるただけではなく、『天切り松』の2つ名を付けてくれたと言う落ち😲
東郷元帥はカッコよかった❣️

知らなかったけど(苦笑)、『相沢事件』として知られている、永田鉄山軍務局長を殺害した相沢三郎らに関わった安吉親分と松蔵と百面相の常・・・
東郷元帥の話にしても、史実は事実として曲げられないにしても、そこにうまく関わらせているところが、読んでいて本当なのか⁉️と思わせてしまうほど面白かった💕

📗天切り松闇物語 3📗

2021-05-26 10:52:13 | 本など々
浅田次郎の『天切り松闇がたり 3』を読んだ📕

『1』『2』同様、男気や心意気が気持ちよかった❣️
今回は、永井荷風に続き、森鴎外まで出て来るし、天皇家に伝わるお宝の名刀をこれまた国宝級の博物館から盗むだけでなく、名人の刀鍛冶士が打った贋作とすり替え、しかも、いつもなら堂々と置いて行く『黄不動見参』の札を博物館の屋根にコソッと置いて来るところがまた気持ちがいい😉

また、最後の網走刑務所まで身の証を立てるために、今生の別れをするために銀次親分に会いに行ったところも、銀次親分と安吉親分なの交わした言葉でお互いを解り合えるところにも思わずウルッと来てしまった😢

📗天切り松闇物語 2📗

2021-05-25 10:55:10 | 本など々
『天切り松闇がたり』2巻を読み終わった📕

さっきWikipediaを検索してたら、この物語に出て来る仕立て屋銀次は実在の人物だった❗️😲

銀次の子分となっている、この物語の主人公松蔵の親分目細の安吉が、実在したのかどうかは定かではないが、『1』にもチラッと出てきた永井荷風や清水次郎長の子分の小政など、実在の人物がチョイチョイ出て来るところが面白い💕

『2』は、小政が出て来る話が1番面白かったが、どの話も、男気や心意気や粋とかいなせとかのピシッと一本筋の通った話ばかりだったのが気持ちよかった❣️

📗天切り松闇がたり 1📗

2021-05-23 15:48:43 | 本など々
浅田次郎の『天切り松闇がたり 1』を読んだ📕

旦那が面白いと勧めてくれたので、図書館で借りてきて貰った。
最初図書館に予約する時に、このタイトルはどう読むのだろう?『あまきり まつやみがたり』?『てんきり まつやみがたり』?と、とりあえず読み方が分からないながらに漢字を当て嵌めて予約した。
読み初めて、ようやく『てんきりまつ やみものがたり』だと、『天切り』と言う盗賊の中の職種があること、『松』って言う人の、これまた盗賊の間での話し言葉『闇がたり』と言う事を知った。

盗賊の中でホントにそう言う職種があるのかは不明だが、浅田次郎はよくもまあ、こんなに話が作れる人だとつくづく感心した。
そうでなきゃ、作家と言う職業も成り立たないだろうけど……😅

元々、旦那が浅田次郎のファンで色々と読んでいたようだが、『椿山課長の七日間』しか読んだことがなかった私もすっかり浅田次郎のファンになってしまった……😆

目細の安吉と言う盗賊の親分に弟子入りした松蔵が、自分の身の上話を交えながら親分や兄貴分の紹介をしていく物語だけど、そう言う世の中だったのかも知れないし、今でももしかしたらそう言う事がどこかで起こっているのだろうけど、いくら貧しいと言えども、親が博打の金欲しさに子どもを売り飛ばすなんて・・・
悲しすぎるし、あってはならないと思った。

1~5まである中、まだ1巻しか読み終えていないが、吉原に売り飛ばされた姉を兄貴分の裁量で身請けして貰ったその日に、姉をおぶったその背中で姉が死んでしまうと言う話はあまりにも哀しすぎた……。
ろくでなしオヤジのバカヤロウ❗️😠

📚️蒼穹の昴📚️

2021-05-22 09:43:09 | 本など々
浅田次郎の『蒼穹の昴 1~4』を読み終えた📚️

歴史が苦手な私だが、漢字の中国語読みに苦労しながらも没頭して、夢の中でまで続きを読んでいるほど夢中になって読んだ。
最初から最後まで見たわけではないのだけどテレビドラマのシーンが時々頭に浮かんだ。

粱文秀とともに進士に合格し、袁世凱の暗殺に失敗した後の王逸はどうなったのか?いつ出てくるのか?と思っていたが、毛沢東の先生になったとは……
日本へ亡命した梁文秀と玲玲のその後は?とも気になっていたが、後からWikipediaを見てみたら、春児すらも架空の人物であったとは……⁉️😆
ホントにどこまでが史実に忠実でどこら辺が脚色してあるのか……?
歴史に疎い私は最後の最後まで「へぇ~」と思いながら読んだのでした……😅

読み始めた時から感じていたが、後書きを読んで更に浅田次郎は凄い人だと思った。
この本を書くに当たり、たくさんの数の文献を読み、参考資料としている。
凡人の私には到底出来ないことだ……。
この本を読み、理解できなかった中国史、日本との関り合いが、この年になってようやく少しだけでも理解できたような気がする……。

📖恐怖の谷📖

2021-05-19 16:16:52 | 本など々
『蒼穹の昴 2』まで読んだ途中だったが、図書館に返す順番もあったので、息抜きにコナン・ドイルの『恐怖の谷』を読んだ。

シャーロック・ホームズシリーズが好きで、テレビの海外ドラマも欠かさず観ていたが、この『恐怖の谷』は見た記憶がなかった。
コナン・ドイルが書いた最後の長編と言うことだったが、読み応えがあった。
二部を読んでいて、最後でのどんでん返しは、そのちょっと前辺りから何かあるだろうとは思ってはいたけど、まさかまさかの展開だった。

しかしながら、ラストは悲しいかな、ホームズが警告したにも関わらず、モリアティにしてやられてしまった……。
スカッとする結末ではなかったのが残念だった……。

さあ、息抜きも終わったことだし、『蒼穹の昴 3』を読み始めよう~📘

📚️プリズンホテル📚️

2021-05-14 20:40:04 | 本など々

浅田次郎の『プリズンホテル』1~4巻を読んだ。

最初読み始めた時は、いきなり主人公の木戸幸之助が女性に対して殴る蹴るの暴力を振るう場面で「何だ❗️コイツは⁉️😤弱者である物に対して暴力を振るうなんて何て酷い男だ❗️男の風上にも置けない❗️こんな奴が何タラ賞を貰った作家だなんて❗️」とムカつきながら読んだ。
しかし、読み進んでいる内に、幼い頃に母親に捨てられ、精神状態がその時の子どものまま残っているとか歪んだ精神の持ち主だと言うことが分かり、許せないながらも読んでいたら、主人公を取り巻く周りの人々のエピソードの方が面白くて、主人公の歪んだ性格どころではなくなった。

入院中で食べて寝ること以外する事が無いので、読書に没頭して、1日に約1冊のペースで、アッと言う間に4巻読み終えてしまいました。
奥湯元のあじさいホテル・・・こんなホテルがホントにあるのなら1度行ってみたいな、温泉にゆっくりと浸かれば骨折の傷も癒えるかな?と思いました。

📖幽霊人命救助隊📖

2021-05-09 17:17:02 | 本など々
高野和明の『幽霊人命救助隊』を読んだ。

自殺した人達4人が神様から「これから7週間の間に100人の命を助けたら天国に行かせてやる」と言われて、最初は戸惑いながらも、とうとう最後には100人の自作志願者を思い止まらせてその命を救い、めでたく天国に行けると言う話だ。

入院中退屈なので、旦那が読んで面白かったと思う本を持って来てと頼んだら、その中に入っていたのだが、読んでいて、全然面白いとは思えず、涙するところが多かった。
自殺志願者の心の内側、自殺したくなるほどの事情、いじめやリストラや家庭内暴力や会社の倒産等々……etc.
それぞれ理由はある、それぞれの理由がその立場になると痛く胸に突き刺さり、涙せずにはいられなかった……。
中でも、一番共感したところは「死にたい」ではなく、「生きていたくない」と言う妻の気持ち・・・
誰からも必要とされず、生き甲斐も見つけられず、ただダラダラとその日その日を過ごしているだけで、自分が生きていることの価値観を見いだせない・・・
今の私そのものだった……。
これを面白いと思って読んだ旦那はどう言う感性をしているのだろうか?と不思議で仕方がなく、私が共感した箇所に紙を挟んでおいたのだけど、それすらも気付いていないようだ……