おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

術後

2011-12-09 21:42:11 | 日記
不安な一夜が明け、医者からの術後の説明を聞くために指定された時間に病院へ向かった。

病院から何の連絡もなかったから無事に麻酔からは覚めたんだろう…
と思いながら呼ばれるのを待った。

婿の妹さんが「怖い、聞きたくない!お兄ちゃんが麻酔から覚めてなかったらどうしよう」と泣き出した…
娘の側についているつもりだったが、取り乱した妹さんの肩を抱いて背中を撫でながら
「大丈夫だから、、、。今まで連絡がなかったってことはちゃんと麻酔から覚めてるってことだから」
と自分自身にも言い聞かせるように妹さんをなだめ、
「代表が聞けばいいと言ってたから、一緒にここで残っててあげるから」とまるで娘に言ってる気分だった、、、。

結局みんなで行き、麻酔から無事に覚め、懸念されていた手足や言葉の麻痺や機能障害も見られず、
昼ご飯も少し食べたとの報告を受け、今後術後に起こる症状などの説明を聞き、面会をした。

病気のことや手術の説明は医者が話したとのことで
「ヤバい痛みがどんなものかが分かった」と言っていた。

脳内に広がった血液が流される時に、化学反応をを起こして脳の表面を走っている血管を萎縮させ、
それによる弊害が起こり予断が許されない状況とのことで、
2週間は集中治療室での経過観察治療と言うことだった。

1日も早い回復を祈るしかない…

長い1日

2011-12-09 01:05:39 | 日記
出勤して着替えてたらダンナからメールが来た。

何かと携帯を開くと、電話の着信が1件とメールは4件も入っていて、
何事かとメールを見た瞬間「命に関わる病気だから家族に来てもらった方がいいって言われて」
と言う文面に驚き、前のメールを次々に開けていくと、
婿が倒れて救急搬送され、くも膜下出血と診断されたとのこと…

先月母が入院し10日ほどで退院したと安心していたら、
入れ替わるように26日に婿が急な腹痛を起こし救急搬送され
腎臓梗塞との診断で入院し、今週の月曜日に退院したばかりだったのに…

2日出勤し、3日目の朝出勤前にシャワーを浴びていて倒れたらしい…
娘が気がついて声をかけたら意識が戻り、その後またシャワーの続きを浴びたものの
ひどい頭痛と吐き気で娘が救急車を呼び、検査の結果くも膜下出血と診断され、
家族を呼ぶようにと言うことになったようだ…

娘が電話してきたのは私が家を出た直後…
ジーンズのお尻ポケットに携帯を入れていたのに、
急いで歩いていたから電話もその後のメールもバイブに気付かず、
職場に着いてから気付いたのでそれから大慌て…

制服に着替え途中だったので、私服のまま職場に入る訳にも行かず、
とりあえず制服を着て急いで下に降りて副支店長に事情を話し休ませてもらうことにして
また着替えて駅まで急いで電車に飛び乗り行ったこともない病院へ…

最初の電話に気付いていればもっと早くかけつけられただろうに、
どんなに心細い思いをしているだろうかと気が気ではなく
「死なないで!」と心の中で祈りながらかけつけ、
着いたのは娘からの電話から1時間半後だった。
私の顔を見るなり泣いて駆け寄ってきた娘…
どれだけ心細く辛かったか…
「早く来れなくてごめんね」と抱きしめながら涙が出た、、、。

医者からの説明があり、どこに破裂した瘤があるか検査して
その場所が確定でき次第手術になるとのこと
11時から検査を始め、だいたい1時間くらいかかり、
その後映像の処理をして1時頃また詳しい説明をしますと言われ長い時間が始まった、、、。
1時からの説明が2時頃になると告げられ、
2時を過ぎても一向に呼ばれず、
どうしたんだろう?と思っていたところに、いきなり麻酔科の技師さんが来て、
「4時から手術をすることになりましたので麻酔に関しての承諾書にサインをお願いします」と…

手術になるであろうことは予測はしていたが、医者から何の説明も受けないまま
麻酔科の技師さんから手術と言われれば驚いてしまう…
(そう言えば、一昨年母が腸閉塞の手術をした時も麻酔科が先だった、、、。)
「医者からの説明を聞いたらまた連絡する」とメールしたまま
その後何も言って来ないのを心配した息子達が到着し、
婿への面会が可能か?と医者からの説明はまだなのか?を聞きに行った娘が

医者からの説明があるからみんな来て」と呼びに来てやっと説明が始まったのが3時過ぎ

どこに動脈瘤があったのか、どんな手術になるのかを3D画像に処理された写真を見ながら説明を受けた。
場所的には一番できやすい箇所で普通に手術している場所だけど、
瘤ができてる側の血管が運動機能や言葉の機能を司る神経に繋がってる場所にあるので
その血管に障らないように脳波検査をしながら慎重にやらなきゃならないこと、
障害や麻痺がでるかも知れないと言うリスクを伴うことなどの説明を受け、
準備が整い次第手術を始めるとの説明を受けた。

承諾書や同意書にサインする娘の手がブルブル震えていた、、、。

3時45分から手術開始が決まり、40分には準備で移動になるから
今のうちに面会を済ませておくようにと言われ、
婿の手を握りしめた娘の手に力が入りまたブルブル震えていた…

血圧が上がってまた発作が起きたら大変なことになるから、
本人には病名も手術のことも伝えてはならなかったらしいのだが、
ただならぬ手の握りしめ方で手術することになったのが分かったらしく
「手術するの?」と聞かれ「うん…」と答えてしまったようだ、、、。

「手術は2時間半程度で終わります」と言われたが、
説明の中で慎重にやらなきゃならないとのことだったので6時過ぎるだろと思っていたが、
7時過ぎても、8時過ぎても、9時過ぎても一向に終わったとの知らせが来ない…

9時半過ぎて手術部の扉の向こうで動く物音が聞こえ、
10時少し前にようやく手術が終わったから先生の説明があるとの連絡が来た。

予想以上に難解な手術だったらしく、
脳波が乱れてきたので、一旦閉じかけたところをまた開いてとやっていたので
時間がかかったとのこと、、、。
もうすぐ麻酔から覚めるだろうから声をかけるようにと言われ、
娘が何度も何度も婿の名前を呼び続けたけど、覚める気配はなく
ただ娘の声に反応してか起き上がろうともがいている姿が痛々しかった、、、。
結局、医者や看護師さんや娘が何度呼びかけても麻酔から覚めず、
また明日術後の説明があるからと言われ、11時頃に帰った

長い長い1日だった、、、。