自称米子のプロモデラー

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幕末のリボルバー ル・フォーショーを作る Part06

2024-04-09 08:58:00 | Gun

連日アップしている幕末の拳銃「ル・フォーショー」ですが、銃本体の造形はほぼ完成しました。

この原型をシリコンで型取りし、無発泡ウレタン樹脂で複製します。

完成した原型を試しに黒で塗装すると、

塗装すると、仕上がりの悪い部分が目につきますので、さらに仕上げます。

上の写真の様にパーツがバラバラになります。

これは、型取りする際、一体化していると型取れない部分が出るためと、形状をリアルに仕上げるために出来るだけパーツを細かく分割しました。

シリコンで型を取るには2面取り出来るようにパーツを配列します。

先ず、「ほいくねんど」でパーツを半分埋め込みます。

これに離型剤を塗って乾燥後シリコンを流し込みます。

シリコンに気泡が入らないように真空の窯を持っている所に頼んでシリコンを流してもらいました。

これがシリコン型と複製した銃です。

流し込んだ樹脂は「キャスト」と呼ばれる無発泡ウレタン樹脂です。

これも、真空で流し込むので気泡の無い綺麗な複製品が出来上がります。

これが複製した全パーツです。

これが原型(黒い方)と、複製品(白い方)です。

この複製用の樹脂は流し込んで固まると、若干収縮して小さくなります。

複製品を綺麗にバリ取りして組み立てると、

このように原型と同じものが出来上がりますが、若干小さくなります。

多少の寸法の収縮は許してもらうとして、問題は全体の彫刻です。

実銃と比較した写真をよく見ると、

各所に金色の部分が見て取れます。

この写真は銃身のライフリングも見えます。

レプリカの原型は塞いでます。

この実銃は本来、全体が黄金の拳銃だったようです。

幕末のの頃はまだ電気メッキは無かったと思いますので、多分金箔貼りだったのでは無いでしょうか?

部分的に金色がハッキリと残っています。

それに、全体に唐草模様?の彫刻が入っています。

これを再現するに色々悩んだあげく、ネットで見つけたすごい人にダメ元で連絡して見ました。

その方とは、「井浦勝雄さん」です。

と言っても誰?と言われると思いますが、銃などの彫刻では日本一の方では無いでしょうか?

日本にこのような彫刻のできる方が居られること自体知りませんでした。

こちらが井浦勝雄さんのサイトです。

 

井浦勝雄・彫刻の世界

この方の彫刻は凄いです。

金属の表面に彫刻するのはもちろん、モデルガンやエアーガンのようなプラスチックの表面に見事な彫刻が施されています。

見れば見るほどすごいです。

これほどすごい彫刻師の方が、私が作ったようなショボいガレージキット的な銃に彫刻をしてもらえないのでは無いか?と思いましたが、ダメ元メールしてみようと思いました。

ドキドキしながら、ホームページにあるメールにメッセージを送りました。

その時の話は次回に!
続く!

 

 


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