幻のブルドーザー戦車の製作もいよいよ大詰めです。
ジオラマベースに大量の樹木を植えますが、これが想像以上に大変でした。
松の木だけで18本、これだけでは禿山に見えるので、なんとか他の木でごまかしました。
低木や、草、杉の木等、雑木林っぽく見えるように整っていない雑草の山という感じにしました。
先ず、山でよく見かける草ですが、
天然ラファイアと言う椰子の葉を乾燥させてテープ状にした物を加工してこんな草を作りました。
作り方は昨日書いたのでそちらを御覧ください。
これをジオラマの地面に植え付けます。
ジオラマベース地面にカッターで溝を掘ります。
白くなっているところが溝です。
ここに草を曲げながら差し込みます。
木工ボンドを付けてピンセットで押し込みます。
草に付けた紙テープが見えなくなるまで差し込んで接着します。
これを繰り返し、
このくらいまで取り付けます。
次に地面にブルドーザーの動いた跡が無いのが変なので、20トン以上の重い物が動いた感じになるように粘土で跡を作りました。
キャタピラで地面が押しつぶされ、えぐられた感じに盛り上げます。
ついでにジオラマの側面も粘土でコーティングします。
側面はワイヤーブラシで粘土をたたいてデコボコにします。
そうすると、きれいなまっ平らな表面でなくてもそれなりに綺麗に見えます。
多少のデコボコが気にならなくなります。
草木をどんどん植えて行きます。
大きな木の根元には「ミズゴケ」を木工ボンドでびっしりと貼り付けます。
この時点で冬の枯れた草原の感じになったと思います。
ジオラマは初夏から夏にかけての感じにするので、青々とした草木にします。
草木を全部植えた後に、エアーブラシで一気にグリーンに塗装します。
ミズゴケは、地面の色が見えなくなるくらいに貼り付けます。
それと、ブルドーザーが押し倒している松の木の根っこを作りました。
こんな感じで、銅線を取り付けてそれらしく作りましたが、実際はこんなにパワーが無く、幹を揺さぶって根をゆるめた後、ロープをかけて引っ張って倒していたそうです。
下手に排土板で松の木に体当りすると、簡単に排土板が壊れたそうです。
そうなると、山のふもとにある「米子鉄鋼所」まで行き、直してもらわなければならなくなります。
でも、ジオラマはやっぱりカッコよく木を押し倒している感じにしたいので、ちょっと嘘になりますが、このように排土板で押し倒している感じにしました。
ジオラマの製作もいよいよ大詰めです。
納品の日も近づいて来て、いよいよ焦って来ていました。
ジオラマのカバーのアクリルケースも上がってきて、完成まであと少しになってきました。
続く!
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