野口卓著の「手蹟指南所薫風堂」シリーズが全五巻で終わってしもた。
「廻り道」
手習所「薫風堂」で師匠を務める雁野直春の許に、遠く本郷か ら新たな手習子がやってきた。
河出屋の番頭・半次の息子、善次は、どうやら前の手習所でいじめに遭っていたようだ。
直春 は、面倒見のいい儀助を一緒に通わせて、早く皆と馴染めるよう気遣いを見せるが……。
一方、心身ともに患う美雪との関係は、進展のないまま時が過ぎていた。
だが、直春は突如訪ねてきた美雪の幼馴染・菜実から、衝撃の言葉を告げられる──。
(裏表紙の紹介文)
「明暗」
「薫風堂」の師匠・雁野直春は、 総書堂の北斗屋庄兵衛に依頼された書物の執筆に専念しながら、新しい年を迎えた。
手習子たちとともに書初めを終えた直春は、意外な人物の訪問を受ける。
それは、婚姻を約束しながら果たせずにいた石川家の美雪の母、阿久里だった。
旗本の姫と浪人である直春との叶わぬ夢は、阿久里の来訪で終わりを告げるのか。
さらに、直春に因縁ある実 父から突然の呼び出しが──。
大好評シリーズ、堂々の完結!
(裏表紙の紹介文)
野口卓の本が好きだ。
「軍鶏侍」も「ご隠居さん」も「よろず相談屋」も「めおと相談屋」も…読んだな。
読んでいる間は何もかも忘れて入り込める。
浮世の雑事を忘れられる(そして叱られる😑)
凪良ゆうの対談集及びインタビューと著作を発売順に紹介した本。