フイルム&デジタルカメラを含めて唯一残してあるEOS機、EOS-3です。この機種は中古カメラブームが最高潮だった1998年に発売されました。一番のウリは測距点の数でニコンとキヤノンのフラッグシップ機のF5とEOS-1nがともに5点測距だったのに、いきなり45点測距であったということでしょう。新型機は羨望とともにやっかみを受ける事もあるので田中長徳氏のカメラ&レンズベストテンと言う単行本でワーストカメラベスト3位に選ばれています。因みに1位はニコンF5、2位はライカM6。長徳氏曰く「カメラの小林幸子」だとか! これはEOS-3だけじゃ無く小林幸子さんにも失礼極まりないです。長徳さんはニコン(ライカも)派なのでキヤノン機に関しては手厳しく評価するのでしょう。
デジカメが当たり前の今では測距点の数なんて競うのもナンセンスで高価格機は殆ど全面測距なんですよね。安い機種でも45点程度は当たり前のご時世です。25年も経つとやっかまれる機能も平凡な機能になってしまうのが工業製品の宿命なのでしょう。ところでEOS-3には視線入力という機能もあるのですが人によっては見つめた箇所にピントが来ないとか面倒なこともあるようです。デジカメのEOS R3にはこの機能があるみたいなのですが高いので私には買えません(爆)。
で、なんでこのカメラを引っ張り出したのかといえばEFレンズのサンニッパ(EF300mm F2.8L IS II USM)の動作確認のためでした。視線入力機能、私にはそこそこ合焦してくれますよ。EOS-3で使うのが本筋なんですがフイルムの価格があまりにも高くなってしまったので撮ることは無いでしょう。
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