探したけれど意外に持ってない、残念 . . . 本文を読む
先月の本の雑誌の特集は「たちあがれ、翻訳ミステリー」でした。
翻訳ミステリが苦境に立たされている、というような話でしたが、
ミステリだけじゃなく翻訳SFも往時の勢いがないような感じを受けます。
若い人はラノベしか読まないんじゃないか、とも思いますがどうなんでしょう。
あかね書房 少年少女 世界推理文学全集
岩崎書店 エスエフ世界の名作
講談社の世界の科学名作
わたしらの子供のころは、学校の図書 . . . 本文を読む
所持しているカーの中で一番レアなのは別冊宝石「九人と死人で十人だ」。
知り合いから譲ってもらいました。
翻訳がひどくてなにが書いてあるのかよく分からないながらも、
もしかしたら面白い作品かもと思わせるなにかがありました。。
古本屋で買ったカーの中で、
一番高かったのは、たぶん「ハイチムニー荘の醜聞」の2000円だったかな?
「剣の八」はなぜか800円でした。八、だからでしょうか?
(当然絶 . . . 本文を読む
古本屋めぐり、などという爺くさい趣味にはまったのはいつからでしょうか。
時期はともかく、理由ははっきりしていて、
ジョン・ディクスン・カーと横溝正史の本を探す
これが最初の理由だったことははっきりしています。
中学生・高校生のころは暗黒時代だったので、
古本屋でしか出会えなかったわけです。
うちの町の古本屋でカーの創元版「殺人者と恐喝者」「毒殺魔」を見つけたときは驚きました。
あとでそ . . . 本文を読む
忘れかけられていそうな人ですが、この人の時代小説は面白いんですよ。
この人の時代小説には2つのパターンがあり、
1、江戸市中を舞台にした謎解き中心のもの
恋慕奉行、半九郎闇日記、盗っ人奉行、影丸極道帖等
2、江戸も含めた日本全国を舞台にした伝奇色の濃いもの
風雲将棋谷、妖棋伝、髑髏銭、花太郎呪文等
全体の代表作といえば「風雲将棋谷」「妖棋伝」「髑髏銭」あたりの【2】の流れでしょうし、【1】のほう . . . 本文を読む
鉄腕アトム大事典【沖 光正 晶文社】です。1996年の発行ですから、初版が出てから12年。初版はすごい落丁乱丁があって、交換してもらったかな?
アトムは手塚治虫の代表作で日本最初の連続テレビアニメの称号に輝いています。もちろんわたしもカッパコミックスで科白が頭に入るくらい狂読したクチです。その原作に登場するキャラクターや事件を網羅した、一種の奇書でしょうね。熱心なファンやマニア以外にはなんの役にも . . . 本文を読む
世に数あるSFガイドブックの中で、個人的に一番お世話になったのがこの「SFファンタジア全7巻」【学研】です。福島正実のアイデアを小松左京たちが実現化しただけあって、初心者からマニアまで読み物としても、一種のリストとしても重宝します。地上編、時空編、異世界編、幻想編、風刺編、マンガ編、アート編の7つのテーマに分かれ、SF作家やSF評論家たちがそれぞれの得意分野を紹介するんですから、面白くならないはず . . . 本文を読む