昨日、名古屋鶴舞から上前津あたりの古本屋へ久しぶりに行ってきたのですが、
気になったことが。
ハヤカワポケミスがずいぶん安売りされていました。ミステリもSF(所謂銀背)も店によっては一律400円とか。たしかにミステリの方の最近作は400円でもいいかな、と思ってしまいますが、SF銀背が400円というのはちと暴落気味な感じです。いつごろからこんな風なのでしょうか。
とはいえいまひとつ「おっ」というもの . . . 本文を読む
「新編江戸の悪霊祓い師」、ブッ○オフで買っておいてよかったあ。元版を持っているので安心していたのですが、読んでみてちょいと驚き。こんな話だったかなあ? 江戸のエクソシスト、祐天上人の伝記から、悪霊憑き、江戸の女性事情、浄土教団の立ち位置とか、いろいろ見えてくる面白本です。中公新書に入っている同著者による「八犬伝の世界」も目ウロコに面白いですし。
ちなみに目黒祐天寺は、この坊さんの弟子が創建したお . . . 本文を読む
アニメ「ジャイアント・ロボ」のHPが更新されましたが、
前作今川監督は不参加ですねえ。脚本・シリーズ構成は小中千昭です。
個人的にはちょっと残念ですが、新しい設定の作品にも期待したいところです。 . . . 本文を読む
全3巻ということはこれで完結なんですね。新連載「番線」が始まっているようですし。
泥棒に入られて3万円盗られたが、脱ぎっぱなしの下着には手もつけられていなかった(著者はいちおう女性)エピソードには笑いました。
愛知家内の書店(推定・郊外型大型書店)でバイトしている女性漫画家が本屋の仕組みを描くギャグエッセイコミックです。かつて同業だったので、哀歓はよく分かります。
「暴れん坊本屋さん3 久世番子 . . . 本文を読む
こういった記念企画(中公創業120年記念)の本はすぐに品切れなるので、早いとこ買っておくことにかぎります。1973年に中公文庫がスタートしてから、いままで出した文庫の総解説目録ですが、目録マニアにはこたえられない本です。旧中公文庫は品切れがあんまり無かったので、わりとチェックは入れていたのですが、総目録となると見逃していたのがけっこうありますね。 . . . 本文を読む
あたま20ページほど読んだところで。うーむ、まるでラノベです。イギリス産ジュブナイルですが、当国のアニメのようなベタな描写とキャラが続々。
たまにはいいかも。
「移動都市 フィリップ・リーヴ著 創元SF文庫」 . . . 本文を読む
すばらしい小説はキャラクターたちのその後を知りたくなります。「ホームズ」のパスティーシュが夥しく出ているのは、みなホームズとワトソンのその後を知りたい/書きたいからですよね。
この「血染めのエッグ・コージイ事件」もそんなミステリです。
冒頭からキナ臭い政治問題で幕を開けます。エスピオナージュ、予告する宝石泥棒、殺人といった筋に、貴族、政治家、諜報部員、成金といった一癖二癖もあるキャラクターがか . . . 本文を読む
トンデモ本!違う、SFだ!RETURNS
SF小説、映画、漫画について、あれがSF、これはSFじゃないというだけの本。けれどけっこうヒザ打ちです。
「渇きの海」傑作!
「禁断の惑星」傑作!
「妖星ゴラス」傑作!
それはいいけど漫画編で佐々○淳子とか誉めてていいんですか。
桑田二郎「暗闇の眼」はブラウンの「73光年の妖怪」のパクリですが、原作クレジットが入っていたような記憶がありますが?思い違いでし . . . 本文を読む
「ゴーストハント」は小野不由美の原作です。最初はタカをくくっていたのですが、意外に面白いでやんの。オカルト薀蓄はご愛嬌ですが。
「ガン×ソード」は去年の作品ですが、まさかロボットアニメとは。でも面白いでやんの。
「ライオン丸G」はまさかのリメイク。「夜王」かと思って見離そうと思ったのですが、ヤクザjr(おじさんの)の毎回違うコスプレが面白いでやんの。
「コヨーテラグタイムショー」は途中から見たので . . . 本文を読む
アニメ「009-1」ですが、石森章太郎(石ノ森章太郎)の絵が動くというところにまず50点。アニメーターに描き換えられたものが多かったので、好き嫌いはともかく、ほぼオリジナルに忠実な絵がアニメになったっていうところに。
ストーリーは昔よくあった30分テレビサイズのスパイアクションものです。
主題歌が70年代初期をイメージさせるようなネオGS風ではありますが、照れくさいのかいまいち徹しきれていないのが . . . 本文を読む
ロングテール。
インターネット上の商取引のデータに現れる曲線のことだそうです。音楽でたとえれば(ネットからのダウンロード回数ですが)、売上のなかでメガヒット曲の占める割合は数パーセントで、あとはいわゆる「売れない曲」の売上、ということらしいです。わずかなメガヒット曲の売上=その他の曲の売上、という式になるわけです。
ネットが供給路のボトルネックを取り除き、誰でもがマスな商品だけでなく、ニッチな商品 . . . 本文を読む
「反逆のルルーシュ」は深夜アニメですが、設定がとてもハードです。近未来の日本はブリタニア王国(イギリスのことでしょうがたぶん架空の国家)に占拠。日本という国名は「イレブン」という数字名にされ、日本人はゲットーに隔離された世界を仮定しています。ロボットを擁したブリタニア王国は日本より科学が進んでいるにもかかわらず、政治形態は絶対君主制で、国王以下息子たちもまるでベルバラのようなコスチュームを着ていま . . . 本文を読む
キャロル・エムシュウィラー 『すべての終わりの始まり』をふくむ《短篇小説の快楽》 全5巻(国書刊行会)が12月から刊行されるそうです。
まさかエムシュウィラーがまとまって翻訳されるとは。
なんて書いてますが、じつは1作も読んだことが無いんですね。だけど名前だけはよく見かけていたんです。野田昌宏宇宙大元帥の編纂になる、SF雑誌の表紙を集めた本、これを眺めているとカバーストーリー(今月の目玉作品みた . . . 本文を読む
横溝正史の未発表の生原稿5000枚が旧宅で見つかったそうです。人形佐七もの「番太郎殺し」を長編に改作したものってどんなだろう。だいたい「番太郎殺し」という短編を覚えてないからなあ。「日時計の中の女」も長編化されていたそうで。東京文芸社から72、73年に出た単行本の中から「首」「香水心中」の完全化もしていたそうです。それってそんなに面白そうな話だったのかなあ。角川文庫で展開する前は、正史を読もうと思 . . . 本文を読む
昔テレビで観たSF映画で「火星人地球大襲撃」という作品がありました。小学生のころでしたか。子供の目から見たとはいえ、非常にに印象的というか、ほとんどトラウマになりそうな映像の頻出で、いまでもその画面を思い出すことができます。ロンドンの地下から発見された宇宙船、その中に詰まっていた火星人のミイラ。記録装置に残されていた火星人同士の殺戮、そしてロンドン上空に立ち上がる火星人の姿をしたオーラ! ああ、S . . . 本文を読む