あるところで「横溝正史の『獄門島』はカーでしょ」
という文を見て「?」と思ったわけです。
人それぞれなのでしょうけれど、獄門島のどのあたりがカーなのでしょうか。
和尚が●●をしょって行くところ →「修道院殺人事件」?
幸庵さんが●●で●●●●すところ →「死者はよみがえる」?
●●の指示(●●)に従って●●と●●が●●●を●●わけで、
全体のプロットは、クイーンの「Yの悲劇」への横溝正史からの . . . 本文を読む
先月の本の雑誌の特集は「たちあがれ、翻訳ミステリー」でした。
翻訳ミステリが苦境に立たされている、というような話でしたが、
ミステリだけじゃなく翻訳SFも往時の勢いがないような感じを受けます。
若い人はラノベしか読まないんじゃないか、とも思いますがどうなんでしょう。
あかね書房 少年少女 世界推理文学全集
岩崎書店 エスエフ世界の名作
講談社の世界の科学名作
わたしらの子供のころは、学校の図書 . . . 本文を読む
飛鳥新社から発行されている「ユーロマンガ」というムックの5号が今月出ました。
ユーロマンガ=BD(バンドデシネ【ヨーロッパコミック】)専門雑誌でありつつ、
半年に1回というロースペースの刊行にもかかわらず、5号まできたのは欣快ですね。
ずっと買ってますから、がんばってね。
連載されている作品については、人それぞれの好みがあるのでアレなんですが、
超現実的でシュールな「天空のビバンドム」より、
普 . . . 本文を読む
SFラブロマンスとか新聞広告にあったので、買ってきました。
こういう種類の本はビジネスマンが出張のときに新幹線の中で読むものだと思っていました。
べつに家で読んでも大丈夫でした(^O^)
少年が憧れの女教師をはじめ、タイムスリップした江戸時代初期の出会う女性とやりまくります。
タイムスリップした、というところだけがSF風で、あとはもうひたすら…です。
ちょいとシルヴァーバーグの「時間線をさか . . . 本文を読む
クイーンにたいしての愛情あふれる文章に圧倒されます。
が、引き合いにだされるクリスティ、カー、横溝正史にはキビシイですね。
カーにいたっては「トリック自慢」とまで言われて。
カーの「三つの棺」の密室講義にたいする認識だけは改めていただきたいですね。
けっしてただの「トリック自慢」ではなく、重要なミスディレクションであり、
「三つの棺」を支える一番大きな「トリック」だと思うのですが。
フェル博士が . . . 本文を読む