『ベータ2のバラッド』(国書刊行会)
さっそく本屋で購入しました。ディレイニーの作品が新訳で読めるなんて、10年前の「アインシュタイン交点」以来。「ベータ2のバラッド」は読み始めて数十ページですが、いかにも初期ディレイニーな「屁理屈スペオペ」です。でも好きだなあ。 . . . 本文を読む
松竹「ウルトラマン」にくらべ「ウルトラマンメビウス」は痛快ですね。
手前に鳥居のミニチュアを置いて、そのむこうで怪獣とウルトラマンが戦うアングルや、動きにメリハリがあって重量感と巨大さが伝わってくるところは往年の東宝怪獣映画(「地球防衛軍」「地上最大の決戦」とか)の雰囲気が良く出ていて、アドレナリンが噴出。
しかもクルーガイズ(防衛隊)のキャラ構成が青春学園ドラマを下敷きにしていますよね。まさ . . . 本文を読む
松竹の「ウルトラマン」つまらないですね。
ストーリーはさておき、ウルトラマンと敵の怪獣の巨大さが伝わってこないんです。重量感が無いというか、まるでお金のかかったウルトラファイトみたいで。テレビの「ウルトラマンメビウス」のほうが円谷の伝統を受け継いでいるように思えます。(松竹版「ウルトラマン」も円谷なんですけど)
. . . 本文を読む
横溝正史 『髑髏検校』(6月9日・徳間文庫)
スタニスワフ・レム 『砂漠の惑星』(6月10日・ハヤカワ文庫SF)
永嶺重敏 『怪盗ジゴマと活動写真の時代』(6月20日・新潮新書)
来たっすね、これは。
『砂漠の惑星』は〈名作セレクション〉なので表紙のイラスト、中の版組も変わっているはずです。「無敵号」はどんなデザインになるんでしょうか。
『髑髏検校』、徳間文庫はすぐに品切れになりそうなので、見 . . . 本文を読む
東海地区では金曜日の深夜に「シムーン」というアニメを放映しています。これがですね、原作というかマンガ版が連載されている雑誌が「百合姫」という名前です。この雑誌のウリが「業界初!本格的百合雑誌。思春期の少女特有の淡い同性愛!」です。出自がそんな雑誌ですので、アニメ「シムーン」に登場する少女たちがぶちゅぶちゅキスします。彼女たちが乗るメカのエンジンは、彼女たち自身のキスによって起動すんですから。これは . . . 本文を読む
NHKでやってるアニメ「samurai7」。
「七人の侍」のSFアニメ版で、黒澤プロの了解もとりつけた本格路線です。
7人の侍たちのキャラクター名もそのまま。菊千代なんてロボコップ侍ですよ。
第一回を見逃したんですが、巨大ロボットが米俵をつかむシーンには腹の底のほうがむずかゆくなりました。もうちょっとヒネリがいるのでは...。面白いんですがね。 . . . 本文を読む