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チラシの裏

恐怖の谷/用心棒/血の収穫

2011年02月23日 | ミステリ
1945年末、ジョン・ディクスン・カーが出版社に請われて 10点の傑作長篇をおさめた巨大なアンソロジー『傑作探偵小説10選』を 作る計画に手を貸すことになり、 翌1946年にカーが選んだベストが以下の10冊です。 『恐怖の谷』(1914) アーサー・コナン・ドイル 『黄色い部屋の謎』(1908) ガストン・ルルー 『薔薇荘にて』(1910) A・E・W・メイスン 『ナイルに死す』(1937) ア . . . 本文を読む
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アンカル 

2011年02月18日 | SF
昨年末に買っておいたのをやっと。 25年前に講談社から「謎の生命体アンカル」として第1巻が出たっきりだったのですが、 まさか日本語で全編が読めるとは。 ↓これが25年前に出た第1巻 「アンカル」はフランスコミックですが、 フランスではこういったコミックのことを「BD」と呼んでいるそうです。 BDとアンカルを描いたメビウスについてはこちらで。 「アンカル」は、SF小説で言うところの . . . 本文を読む
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未来の文学第III期、マジですか!

2011年02月16日 | SF
国書刊行会が社運を賭してしかける「未来の文学」もなんと3期に突入。 そして3期は、1期2期を凌ぐ名作問題作が目白おし。 サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン』 大久保譲訳、2011年3月予定、 ジャック・ヴァンス『奇跡なすものたち』 ジョン・クロウリー『古代の遺物』 ジーン・ウルフ『記念日の本』 R・A・ラファティ『第四の館』 サミュエル・R・ディレイニー『ドリフトグラス』 ジョン・スラデ . . . 本文を読む
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寅申の刻

2011年02月15日 | ミステリ
「南海の金鈴」で最後の事件を迎え、観客からの熱烈なアンコールに 「螺鈿の四季」でカーテンコールに応えてくれたディー判事も、 今回の事件で本当にお別れになってしまいました。 すごく寂しいです。 思い返せば、10代のころ講談社文庫の「中国迷宮殺人事件」を読んだときは、 「なんてつまらない」と感じていたことなど嘘みたいです。 「寅申(いんしん)」という書名の意味は、 猿と虎をモチーフにした2つの中篇が . . . 本文を読む
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ディーン牧師の事件簿

2011年02月13日 | ミステリ
どの作品も不可能犯罪をテーマに書かれていて、 謎の中心も「Who done it」より「How done it」に軸足があるようです。 短編ですから、意外な犯人というのは難しいでしょうし。 まあ、しかし発端の不可能性は派手ですが、解決は思いっきり脱力です。 探偵役の牧師さんは著者の分身として、謎を説明しているだけです。 そんなことより、なぜこんな作品が栄えある創元の「ハテナおじさん」の1冊として . . . 本文を読む
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