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ミステリマガジン24年11月号 世界のJ・D・C その2

2024年09月27日 | JDカー
■アメリカ側の代表は誰かいないのか、と探していて思い出した。この人はどうだろうか、ジョン・スラディック。
★SFの人でしょう。
■でもね、「見えないグリーン」「黒い霊気」と2冊の本格ミステリが翻訳されているんだよ。
翻訳されていない作品もあるような気がする。
★「黒い霊気」はポケミスですね。
■うん。しかも短編集「ジョン・スラディックの言語遊戯短編集」に入っている短編「密室」はスラディック版「密室講義」なんだ。
★うわー、サンリオSF文庫。表紙が汚いですね、これ。
■うるさいな、いろいろ事情があるんだよ。
一人称の語りで古今の密室トリックを紹介していく(出典は伏せて)展開はそのまま密室講義だろう?
 「ビッグ・ボウの殺人」「黄色い部屋の謎」からカーの作品まで、短い枚数の中でそれとなく書かれているんだ。
★なるほど。カーの後継者でアメリカ代表としては良い感じですね。
■あとはギャレットのダーシー卿シリーズか、二―ヴンのアームのギルシリーズから、
どれか1作でも引っ張ってくる選択もあったのじゃないか。
★みんなアメリカSFの人じゃないですか。
二―ヴンはミステリより、「ガラスの短剣」みたいなFTのほうが上手い気がするんですけど。
「パッチワークガール」の謎解きは、いまでもよく分からないです。
■でも月面の密室殺人は良かっただろう?
★まるで……「ワープロ(ママ)空間場でのロケットによるアリバイ崩し」
■……
★あれ? どうしたんですか、なに怒ってるんです(笑)
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