今日、ひさしぶりに地元の町にある古本屋へ。
早川書房の「世界SF全集」をバラで売っていたので、
『世界のSF 古典編』『世界のSF 現代編』を購入。
こういうアンソロジーの巻が好きなので。
昔の本はズッシリと重いですね。
同じ店のマンガの棚を見ると、
倉多江美の『一万十秒物語』、小学館から出ていた初期短編集3冊、
主婦の友社のGLコミックス『バンク・パムプキン』が。
まとまって出ているので、ファン . . . 本文を読む
ユリイカ2011年11月臨時増刊号が「総特集 魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女に花束を」です。
なぜに~ユリイカが~「まどか☆マギカ」を増刊で特集?(棒読み)。
過去に大友克洋や安彦良和、荒木飛呂彦、水木しげるといったマンガ家、
あるいは「マンガ批評の新展開」「腐女子マンガ大系」といったパラダイムそのものも特集しているので、驚くこともないか。
相変わらず、難しい言葉や概念を駆使するブンガクシャや . . . 本文を読む
ベイリーときたらハーネスじゃない?
チャールズ・ハーネスの単著は日本ではサンリオSF文庫の『ウルフヘッド』だけです。
なんといっても代表作の『リタネルの環』がサンリオSF文庫から出るという噂があったことに身もだえしそうです。
どこかの版元から出ないのかああああああああああ!
出ないだろうなあ、翻訳は完成しているはずなのに!
オールディスが「十億年の宴とみなしうるかもしれない」と絶賛するのは、 . . . 本文を読む
最近はとんとバリントン・J・ベイリーの噂も途絶え、
目録で生きているのは創元の「時間衝突」とハヤカワの「禅銃」のみ。
久保書店の「時間帝国の崩壊」、
創元の「ロボットの魂」、「光のロボット」「永劫回帰」「スター・ウィルス」、
ハヤカワの「カエアンの聖衣」短編集「シティ5からの脱出」は品切れ状態です。
「時間帝国の崩壊」の表4。
久保書店のSFノベルスは底本のカバーを表4に載せていました . . . 本文を読む
このコレクションを見ているだけで至福の時間です。楽しかった!
個人的体験から言うと、じつはこういうジュブナイルミステリはほとんど読んでないんです。
少年探偵団は「透明怪人」1冊だけ、
あかね書房「少年少女世界推理文学全集」は「ABC殺人事件」と「マギル卿最後の旅」しか読んでません。
すぐ創元推理文庫に行ったので、ジュブナイルはSFのほうに思い入れがありますね。
話はそれますが、この「マギル卿最後の . . . 本文を読む
「世界はぼくのもの」青心社
「御先祖様はアトランティス人」朝日ソノラマ文庫海外シリーズ
「ボロゴーヴはミムジイ」ハヤカワSFシリーズ
このカットナーの本は、タマが少ないせいかアマゾンや古書サーチエンジンで探すと妙に高い値がついてます。
反対にハヤカワの銀背のSFのほうが安いとは、時代が変わったんですね。
そんな高値の本を買う人がいるのかどうかわかりませんが、
古本で高いレア本を買うよりも、いま出版 . . . 本文を読む
ヘンリイ(ー)・カットナー名義で出ている本は、
「世界はぼくのもの」青心社
のっけからすみません。
わたし、ギャラハー・シリーズのどこが面白いのか分からないんです。
YES『こわれもの』の1曲目に「Round About」があるように、
1つ目に一番ヒキのいい作品を持ってくるという編集からすれば、
ギャラハー・シリーズが面白いんだろうなあ(すみません米村先生)。
そこらあたりがカットナーファンかど . . . 本文を読む
本を整理していて、いろいろ見つけたものがありまして、
思わず読みふけってしまったのが、この「紙魚の手帖」です。
創元推理文庫の新刊に入っていた投げ込みで、
1983年からいつまであったのかなあ、
1987年の35号までいくつか手元にあるけれど。
内容は新刊案内、エッセイ、コラムがB4サイズの裏表に詰め込まれています。
新刊案内は座談会形式になっていて言いたい放題。平気で自社本に突っ込みいれてま . . . 本文を読む
本棚から整理した本をいわゆる全国チェーンの中古本店に持ち込みました。
持ち込んだ半分ちょいが買い取り、あとは値がつかないということなので、
持ち帰って捨てることにしました。
それはいいんですが、
その店内で話には聞いていた「セドラー」を目撃しちゃいました。
文庫本の棚の前で、携帯をつかって相場を調べてんですね。おっさんとおばさんが別々に。
たかが文庫ですから、そんなすごいブツが落ちているはずは . . . 本文を読む
地元の新聞に辻真先がコミックについての連載を持っています。
辻真先といえばテレビアニメ黎明期からの脚本家、あるいはミステリ/SF作家、漫画原作者で有名です。
個人的には「宇宙少年ソラン」「スーパージエッター」など幼少期にお世話になったアニメは数しれず。
「スーパージェッター」の中の巨大コマのエピソードは辻先生の担当だったのですね。
個人的にイチオシは「キューティーハニー(旧)」第一話です。
キュ . . . 本文を読む
ジャック・ヴァンス「奇跡なす者たち」
「最後の城」は、ヴァンスが日本の伝統社会の様式的主従関係の一文からアイデアを得たそうです(解説より)。
読んでいてそんな気もしていたのですが、いつの時代の日本なのでしょうね?
飛鳥時代の部民制かも。
SFでありながらファンタジイ色が濃い作風はさておき、
ヴァンスの宇宙にはときとして異星人や異星生物が人類の奴隷として登場します。
しかも奴隷たちは明らかに優生 . . . 本文を読む