荒川小学校閉校式の思い出

2011年06月29日 23時30分15秒 | 活動報告
皆さんこんばんは。

勝浦市長選もおよそ1月後に迫り、候補者の具体的なお名前も伺う様になりました。
勝浦だけでなく日本全体が大変な時です。
党派や派閥のしがらみを捨て、本当に勝浦の事を想ってくれる方に立候補して頂きたいと思います。

さて今日は、(社)勝浦いすみ青年会議所の仕事で市内の各小学校を訪問致しました。
勝浦いすみ青年会議所では毎年8月にサマーキャンプを開催しており、その告知及びパンフレットを配布する仕事です。

今日は5校(勝浦小、興津小、清海小、総野小、上野小)を訪問しましたが、各小学校毎に特徴があり、なかなか面白いと感じました。
例えば、
勝浦小は、やはり市内最大の小学校だけあって設備も綺麗で新しく、生徒達もどことなく大人っぽい感じがします。
興津小は、こじんまりとしている分、教師と生徒の距離が近く和やかでほんわかした印象を受けました。
清海小は、玄関に海水魚が泳いでいたり海をモチーフにしたオブジェがあったりで、その名の通りの爽やかな印象でした。
総野小は、勝浦市の歴史や文化を紹介する写真や文章があちこちにレイアウトされていて、博物館のような知的な雰囲気です。
上野小は、とにかく生徒達が元気で挨拶もしっかりしており、周囲の緑多い環境も相まって、何だか80年代にタイムスリップして来たような気分になりました。

訪問するまで、これほど各校個性があるとは思いませんでした。
また、かつての恩師に出会えたり、現場のお話を聞けたりと、非常に実りある一日となりました。

・・・
かつて勝浦市は、その人口あたりの小学校数が日本一多い市でありました。
しかしここ数年、少子化により小学校の統廃合が相次ぎ、12校あった小学校数も今や7校を残すのみとなっています。

平成18年の荒川小学校の閉校式には、私もカメラマンとして参加しました。

(過去記事参照、mixiより転載です)
プロムナード

あの時の、最後の卒業生による感動的な答辞は、今でも決して忘れる事が出来ません。
本当に素晴らしい、世界一の卒業式でした。
あの歴史ある素晴らしい木造校舎が、閉校により取り壊されてしまった事についても、今でも非常に残念に思います。

子供が少なくなっている今、学校の統廃合は仕方ないのだと思います。
しかし一方で、単に効率化という名目で学校を少なくして行くのは、果たして良い事なのだろうかという疑問も持ってしまいます。
人数が少ないからこそ、生徒同士で真の友情が育まれる事もあるんじゃないか、
あるいは生徒と教師の間で、本当の師弟関係、信頼関係が生まれる事もあるのではないかと、荒川小学校の閉校式を見て感じたものです。
少子化のデメリットはもちろんあるけれど、生徒の数が少ないからこそのメリットもある。
学校の統廃合に関しては、単に効率化、市場原理の観点からだけでなく、暖かい視点で慎重な検討を行う事も大切だと、私は思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする