THE IDES OF MARCH

2012年12月03日 23時15分52秒 | 政治に対する意見
皆さん今晩は。
いよいよ本格的に寒くなってまいりました。自宅でも昨日からやっと暖房を使い始めましたが、それでも寒い…
先日訪れた鴨川市の骨董品店で、古い火鉢が格安で売っているのを見て、「昔ながらの火鉢で暖をとるのも良いな」と思った今日この頃です。

さて、本日勝浦市議会12月定例議会が開催されました。
初日である今日は、議案の上程、執行部からの議案説明、市長専決事項の承認等が行われました。
下記に改めて会期日程表を添付致します。

http://www.city.katsuura.chiba.jp/gikai/pdf/kaikinittei.pdf

また、私の一般質問は5日午前中に行います。
今回のテーマは教育問題、特に図書館の改革についてといじめ問題の2点を重点的に質問する予定です。
一般質問に限らず、議案審議、委員会審査なども、申請さえすればどなたでも自由に傍聴可能ですので、お時間のある方は是非議会傍聴にお越し下さい。
市議会でのやりとりは、国会での論戦と違い派手さはありませんが、議題の一つ一つが身近な生活に密着した政策についてのものですし、質疑を通して各議員の主張や政策・個性も垣間見えるものですから、
きっと興味を持って傍聴頂けるものと思います。より多くの方に議会傍聴にお越し頂き、市政を身近に感じて頂く事が出来ればと思います。


・・・


さて、明日はいよいよ衆議院議員総選挙の公示日。
日本の将来を決める大切な選挙戦が始まります。
明日からは選挙について色々と書けなくなりますので(基本的に選挙の当事者以外の第3者が期間中に政治的意見を述べる事は、公職選挙法違反に当たらず自由であると解釈する事も可能ですが、敢えて自粛します。いずれにせよ、一刻も早いインターネット選挙の解禁を望むばかりです)
今日のうちに少し意見を述べておきたいと思います。

私が皆さんにお願いしたいのはたったひとつ。
皆さんどうかマスコミの意見を鵜呑みにせず、あらゆる方法を駆使して自らの選挙区の候補者の政策や人となりを吟味し、自分の意志で、投票する候補者を決めて頂きたい、という事です。
皆さんの大切な大切な一票の投票先を、候補者や政党をしっかりと吟味した上で決めて頂きたいと思うのです。

選挙期間中に候補者の演説を聴いてみるのもいいですし、候補者が所属する政党のマニフェストをじっくり熟読してみるのも良いかも知れません。
インターネットを使ってその候補者の経歴や主張、政策を調べるのも良い事ですし、事務所まで出向いて候補者や支持者に直接話を聞いてみるのも良いと思います。
そうする事で、候補者や政党に対して、マスコミが報道する印象とはまた違った印象を受けるかも知れません。それはとても大切な事です。

たった一票。自分の一票では政治なんて変わらない。そう話す方は多いです。
しかし、その一票の積み重ねこそが「票」なのであり、政治を変えるための大切な大切な手段なのです。
3年前の総選挙において、有権者の一票一票の積み重ね、有権者の意志によって、民主党政権が誕生しました。
まさに、有権者の意志で政治は「変わった」のです。それが良かったか悪かったかは別としても、有権者の意志で政治を変える事は可能なのです。

どの党に投票しても同じだ、或いは、どの党に投票していいか解らない。そう言ったご意見もよく伺います。
しかし私たちは実際に選挙を通して意思表示をし、政治に参加する事で社会を動かして行かなければならないのですから、選択をやめることは許されません。
悪い方と、より悪い方に分けて選択する、あるいは、良い方とより良い方にわけて選択する。
そうした選別を行わずに、そのときの気分や雰囲気で投票していたなら、社会は絶対に良くならないと思っています。

どうか皆さん、声の大きさと量に流されず、自分の意志で、国の行方を決めてください。
来る選挙において、どうか、たった1票とバカにせず、その1票がいかに重要なものかを考えて、マスコミの意志では無い、「自分の意志」で投票を行ってほしいと思います。

※3年前の衆院選についての意見と、マスコミに対する意見です。(過去記事)

酒と自民と民主党(1)
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/b581379860d134c209ed9dd4caff9d7e

酒と自民と民主党(2)
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/a1f517d3996d47e54cea8f4aa7c15d2c



追伸:

ご存知のとおり、私はずっと以前から人権委員会設置法案(人権擁護法、人権侵害救済法とも記載)に反対して来ました。
日本における表現の自由、ひいてはあらゆる表現活動、生産活動を脅かしかねない非常に危険な法案であるからです。もちろん、我々一般市民の生活に直結する政策です。
(人権委員会設置法案の詳細と、私の反対理由については過去記事をご参照下さい)

人権侵害救済法案についての反対意見
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/f433ec620fe46226a1d11566983fe6c5

人権委員会設置法案が閣議決定されました
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/f1a0d08e5929058312b29c3570dd7c12

勝浦市し尿処理場・勝浦市清掃センターを視察しました
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/fff1f88229585ee8e389a4de55fa8eca

鳥取人権条例凍結
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/330582594647b356af1d8311817ec354


今回、自由民主党はその選挙公約(マニフェスト)において、はっきりと「人権委員会設置法案に断固反対」と明記しました。
また、その他にも「外国人地方参政権導入反対」、「夫婦別姓に反対」とも明記しました。これは素晴らしい事と思います。

自民党選挙公約(案)
政権公約 J - ファイル2012


http://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/j_file2012.pdf


上記マニフェストの中には、下記の通り記載があります。

XII.憲法・国のかたち
日本人の手で、「日本の誇り、日本人らし さ」を示す新しい憲法をつくります。
民主党の進める「夫婦別姓」・「人権委員会設置 法案」・「外国人地方参政権」に反対し、地域社会と家族の絆、わが国のかたちを守ります。



326
民主党の「人権委員会設置法案」に断固反対。自民党は個別法によるきめ細やかな人権救済を推進
民主党の「人権委員会設置法案」が定める「人権侵害行為」は定義が曖昧で、このままでは人権委員会が新たな人権侵害行為を誘発し、言論統制社会を招来することになります。

人権委員会は強大な権限をもつ独立行政委員会ですが、現行の人権擁護制度で99%以上の人権侵害事案が処理されており、また個別法も充実しているなかで新たに機関を設置することは行政改革の流れに逆行します。
わが党は、民主党の「人権委員会設置法案」に断固反対します。


327
国のかたちを壊す「外国人地方参政権」導入に反対
永住外国人への地方参政権の付与は、国民主権・民主主義の根幹に関わる重大な問題です。
憲法上、地方選挙を含めて選挙権が保障されているのは「日本国民」であることから、最高裁判所判例でも永住外国人に対して地方選挙の選挙権を付与する法案は憲法違反であるとされています。
わが党は外国人地方参政権導入に反対します。




この他にも、教育改革やいじめ問題などについても詳細な記載があります。
人権委員会設置、外国人参政権の導入、夫婦別姓、この3点についてはっきり「反対」と公約に明記しているのは現状自由民主党だけであり、これらを公約に明記した事は今回の国政選挙で大きな意味を持つと思います。
原発ゼロ、子ども手当支給、国会議員半減、参議院廃止等といった派手で耳障りの良い政策の主張に押され掻き消えてしまいがちですが、こうしたクールな政策も有権者の判断基準の一つとしてしっかり評価されるといいのですが。
この辺について全く報道しないマスコミは、やっぱりマスゴミだなあと思います。


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4 コメント

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いまどき (通りすがり)
2012-12-04 15:59:34
夫婦別姓反対なんて、時代錯誤だと思います。
そもそも選択的であるのに反対するのは、国民個人個人異なる考え方を尊重しない、と言っているのに等しく、恥ずかしいことではないでしょうか?
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Unknown (千葉県民)
2012-12-04 22:13:07
通りすがりさん、ちょっと日本のことを勉強されたほうがいいですよ。

政策は、米国がやるから日本もやる、やれ国際化、時代の流れで物事を決めるととんでもない方向へなることもあります。
返信する
通りすがり様 (戸坂健一)
2012-12-05 00:04:23
コメント有り難うございます。
夫婦別姓に関する貴重なご意見、有り難うございます。
夫婦別姓反対は時代錯誤とのご指摘ですが、現在、アメリカやイギリスなど欧米諸国の主流は夫婦同姓、台湾や韓国など東アジア地域では夫婦別姓が主流となっています。夫婦同姓、別姓ともにそれぞれメリット・デメリットがあり、文化や伝統の違いなどもありますから、どちらが特段優れているという訳ではないと思います。

私個人的には、民主党などが主張する選択的夫婦別姓制度は、生まれた子どもはいずれ夫婦どちらかの性を選択する必要が生じる事や、家族という単位の認識が希薄になる可能性、離婚率の上昇、先祖のお墓を誰が守るか、という具体的場面においてデメリットが多いと感じるので、これには反対という立場です。

もちろん、夫婦においても個性を重んじ別姓を採用するべきという意見も尊重しますし、あくまで一政党の政策として私は「夫婦別姓反対」に賛成するものです。他の方の意見を「間違っている」などと否定しようとは全く思いません。自分が結婚したら相手と同じ性が良いなあ、一緒に頑張って行きたいなあという意見に過ぎません。

個人の意見を尊重するという事が大事だからこそ、異なる意見や政策にも耳を傾けることが大切だと思います。意見を述べる事を恥ずかしい事とは思いません。
今後とも色々ご意見頂ければ幸いです。
返信する
千葉県民様 (戸坂健一)
2012-12-05 00:11:25
コメント有り難うございます。

日本における夫婦別姓は、外国人の方との婚姻も含め、慎重に議論すべき微妙な問題だと思います。

この数年で、夫婦別姓や外国人参政権など政治家間で公な議論がタブー視されていたこうした問題が浮き彫りになり市民権を得て、このように議論が出来る様になった事は素晴らしい事と思います。

今後も、日本、そして地域社会の良い所は残し、悪い所を改革して行くために頑張って行きたいと思います。
ご意見有り難うございました。
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