いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリ オーダー会 

2011-04-17 07:18:33 | スーツ
昨日、伊勢丹で行われた
恒例のフランコプリンツィバリのオーダー会に行ってきました。

当初は色々な事情で
オーダー会は行われないと聞いていたので
こうして無事オーダー会が出来たのは
何よりだと思います。

普段オーダー会は伊勢丹本館のバンケットルームで
行われますが
今回はメンズ館8Fの秘密の?
特別室で行われました。
正に貸し切りで一人のお客様だけに
対応するような広さの部屋です。



さて、フランコ氏、今回も元気に
「ボンジョルノ~」と登場
私も
「ボンジョウルノ~」と返すと
「それだけ~?」と
相変わらずフランクですね~。

まずは再会を喜びながら
色々な近況の話などをしました。



とやわらにフランコ氏が取り出したのは
「私の息子の写真~」と言ってアルバムを見せてくれました。
そこには確かにフランコ氏の面影がある
ハンサムな若者の写真が。



実はこれはジョークで
40年前のフランコ氏の写真とのこと。
昨日、noriさんやあの畑埜氏に
お会いした際に渡されたようです。

いや~ハンサムですね~。
ご子息もそっくりとのことでした。

さて、ではそろそろ
オーダーのチェックをということで
まずは前回作ったハウンドトゥースのジャケット
チェックから。



全体的なフォルムや
ウエスト周り
肩などを厳しくチェック。

ややリバウンドぎみなので
ウエストを5mm調整。
その他は問題ありませんでした。



冗談などを言いながら
和やかな雰囲気です。



トラウザースも心配だったので
当日持ち込みチェックをしてもらいました。

毎回思いますが、フランコ氏のチェックは
結構厳しく、日本側フィッターである
K藤氏にも色々確認しながら
作業が進みます。
もう、相当な回数を重ねていますが
毎回手を抜くことが
全くありません。
流石です。

私のスーツは専用の型紙になっていますが
もうかなり完成の域に達していると思うとのことでした。

さて、今回選んだ生地はこちら。
ネイヴィーベースに控えめな赤のストライプ。
生地の詳細はスーツが出来上がった時に改めて
紹介しますが
ヴィンテージ感がある生地です。



フランコ氏にも生地をチェックしてもらいましたが
とてもクラシックで良いとのこと。

裏地は三陽商会の方が
少し派手めのアップチャージがかかる
スペシャルな物を進めてくれましたが
「これ ダメね~」とあえなく却下され
クラシックな同色系となりました。

ここら辺はまったく商売ベースではなく
本当に正統の物を薦めるのが
フランコ氏らしいですね。

さて、出来上がりは
恐らく2ヶ月後。
又、出来上がりましたら
こちらでご報告したいと思います。

お世話になった
三陽商会のSさん、K藤さん
通訳のクララさん
ありがとうございました。





40年前の初めてフランコ氏が来日した時の
オリジナルブランドのタグ(貴重です)