いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ヒュミドールと言えば

2011-04-30 06:00:36 | 時計
さて、昨日の葉巻にちなんで
葉巻と言えば、調湿が出来る葉巻保管ケースを
ヒュミドールと言います。

冒頭の写真がそれ。
ちゃんと湿度計がついていますね。

しかしよく見ると
これは単なるヒュミドールではありません。

そう、、、
実はこれ時計ケースになんです。
もちろんヒュミドールとしても使えます。



私も知りませんでしたが
キューバのクエルボ・イ・ソブリノスという
時計メーカーの物なのです。

今、知り合いの時計屋さんから
強力にプッシュを受けています。

クエルボ・イ・ソブリノス
中々覚えられない名前ですが
創業は1882年、ハバナ全盛期の1930年代には
世界中から裕福な顧客が来る程、栄華を極めます。
顧客には何と
ヘミングウェイや英首相チャーチル
そしてクラーク・ゲーブルが名を連ねたといいいます。

「スイスのハートにキューバのスピリット」

時には情熱的で
そして世界的なリゾートハバナに代表される
とても洗練された雰囲気と
ゆったりした優雅さを兼ね備えた時計だと思います。

ムーブメントは精密なスイス製。
今はETAの物が使われています。

一見、トノーケースや文字盤が
フランクミューラーを彷彿とさせますが
時代的にはこちらの方が先になります。

そして私が勧められている時計がこちら。



プロミナンテ デュアルタイムです。
文字取りムーブメントが2つ収納されていて
2カ国の時刻がわかるGMT機能の時計です。

裏はスケルトンになっていて
自動巻の半円形状のoscillating weightが
2つ確認出来ます。

この時計、1950年代から2003年までは
実質的な生産をしていなかったので
あまり知られていません。
そこが逆に、ちょっと良いかもしれませんね。
スーツとの相性も良さそうです。

と思っていたら
私のハートを掴む時計が!!

それは又、改めて、、、