いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリ オーダー会 2011年 秋冬

2011-10-10 17:21:51 | スーツ
今年もやってきました
フランコプリンツィバリのオーダー会。



実は先ほど行ってきたばかりの
新着ホヤホヤのご報告です。

会場の伊勢丹本館のバンケットルームに
約束の時間にお伺いすると
三陽商会カリスマ販売員の
Sさんが迎えてくれました。

何でも午前中のお客様が立て込んでしまい
昼食時間がずれてしまったとのこと。

まあ、良くある事
盛況でいいではないですか。

まずはお茶とケーキを勧められ
アイスティとマロンケーキをお願いしました。

30分位は待つのかしらと思って
会場をチェック。
ああ、いつもながらフランコさんの若い時の写真。
若手の天才と呼ばれた
「金の鋏賞」を取った時の写真ですね~。
う~ん、男前です。



さて、待つ事数分でフランコさん登場です。
早いですね~。
まずはハグ。
拙いイタリア語で
「又、お会い出来て嬉しいです」と挨拶すると
フランコさん
「お~!イタリア語ね~」と日本語で返されました、、、
思わず和みますね~。

そして早速、スーツのチェックが始まりました。
今回着ていったのは前回作った夏物のスーツ。
それにやはりフランコプリンツィバリでオーダーした
オッドヴェストを着用していきました。

今日は東京はとても暑かったので
このスーツでも丁度良い位でした。

まずは肩周りを色々チェックしています。



私は右肩が約1cm落ちているので
それを更に修正するようです。

そして、袖丈。
これは0.5cm左腕を伸ばすとの事。
三陽商会の実質的なフィッターであるK藤氏に
袖丈の寸法を確認するよう指示しています。
う~ん、正にミリ単位での修正ですね~。



フランコさん、K藤氏と何やら
綿密に指示&確認をしています。



フランコさんはK藤氏を全面的に信頼しているので
もし、ブランドを残すなら
跡継ぎはK藤氏しかいないですね~。
そろそろ真剣に考えなければいけない時期に
きていると思います。
でないとフランコさん引退=ブランド消失になってしまいます。
これはもったいないと思います。

さて、K藤氏から今回の修正内容の説明がありました。



まずは、落ちている右肩に更に修正を入れるのと
袖丈の調整。
そしてヴェストとトラウザース
(イタリア語ではパンタローネって言っていました)は
完璧なプロポーションなので修正なしとのこと。

念の為、何度か以前修正を施したヴェストを
縫製の参考の為、置いていくことにしました。
さて、後は信頼してお任せしましょう。

ところで今回選んだのは
以前もブログで報告しましたが
英国WILLIAM BROWNのツイード。
フランコさんもこの生地なら
「イイね!」を頂きました。



今回3Pでオーダーしましたが
着こなしとしては
ジャケット単体でコーディネイト
あるいは
ジャケット+ヴェストにコーデュロイパンツという
着こなしもクラシックでいいよと
フランコさんからアドバイスをいただきました。

下の写真は裏地のコーディネイトのアドバイスを
お願いしている写真です。



私が選ぶと派手な奇抜な物を選んでしまいそうですが
フランコさんはあくまで、クラシックにということで
2種類の同色系をチョイス。
その中から、私はやや明るめの裏地を選びました。
そしてボタンは茶系に。

さて、出来上がりは
ツイード ア ウオークに
間に合うようにお願いしたので
かなり急ぎの仕事になると思います。

しかし、フランコさん
いつも帰り際に
「オーダーしなくてもいいから、気軽に遊びにおいで」と
言ってくれます。
今のところはオーダーし続ける予定ですが
嬉しい気遣いの一言ですね。

さて、後は出来上がりを愉しみに
待つ事としましょう。