おしゃべり花ガーデンと手作り三昧

カリフォルニアで、季節ごとのお花を育てながら、手作りも楽しんでいます。

不思議なアマリリス

2024年04月13日 | おしゃべり花ガーデン
先月のことですが、長く会っていなかった友人と例のパネラでお茶をしました。
その時に彼女からお花をいただきました。
ピンクのロウで包まれたアマリリスの球根です。ちょっと芽がでていました。
説明書には「WAXED AMARYLLIS」とあり、世話の仕方は「日が直接当たらない平らな室内に置き、時々回転させて真っ直ぐ育つようにする。」と書いてありました。水もやらなくてもいいようです。
なんと不思議なアマリリスだこと。ですがお花好きな私ですから喜んで頂戴しました。
家に着いたら早速明るい平らな所に置きました。そして毎日成長を見守りました。
水をやらなくてもいいというのは、少し辛抱が必要で、時々ムズムズしましたが、説明書通り時々回す程度で頑張りました。









4月10日 咲き始めました。





そして4月12日、ほぼ四つの花が開きました。わたしは、正真正銘水もやっていません。




これを考えた人はすごーい。

実は、このアマリリスを置いてあるのを見て「これは何?」とうちに来た人が聞きました。「何もしないで置いておくだけで花が咲くんですって。」と説明すると、なんだかとても納得した風で、こんな話をしてくれました。
彼女は、介護の仕事をしていて、よく病院にも行くそうです。先日病院の受付の人に「この頃丸いピンクのプラントみたいなものを持ってお見舞いに来る人が多いのよ。あれ何か知ってる?」と聞かれたそうです。彼女は知らなかったので、二人で「なんだろうねえ・・」と解決しないままになっていたそうです。
わたしの話を聞いて、多くの見舞い客が花束ではなくて、このプラントを持って行った理由がわかったと言いました。
病人は花をもらっても花瓶の水を変えることはできません。このアマリリスのように置いておくだけで、きれいな花が咲くなんて、お見舞いのお花にぴったりです。どんな人が考えたんだろう、愛のある人なんだろうなあなんて、想像してしまいました。
さて、この後このアマリリスをどうしたらいいのか、説明書には書いてありませんでした。どうしましょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする