モダン日本の里帰り 大正シック
ホノルル美術館所蔵品より
2007年4月14日から7月1日
東京都庭園美術館
出品作品の核になっているのは、パトリシア・サーモンさんのコレクション。1961年から日本に住み始め、収集をはじめ1984年にホノルル美術館に売却、寄贈したとコレクションが里帰りし、お披露目されることになった。
木版画が多い。
小早川清 ほろ酔い 近代時世粧ノ内 1930 木版画
山川秀峰 婦女四題 秋 1927 木版画
渡辺幾春 昭和美女姿競 梅見月早春 1930 木版画
水野年方 三十六佳世 茸狩り 1891 木版画
池田輝方 江戸の錦 貝を集める女 1905-10 木版画
寺崎広業 水着姿の女 1915 木版画
伊東深水 対鏡 1916 木版画
橋口五葉 化粧の女 1918 木版画
橋口五葉 夏衣の女 1920 木版画
橋口五葉 髪梳ける女 1920 木版画
鳥居言人 髪梳き 1929 木版画
水野恒富 冥土の飛脚 梅川 1923 木版画
谷口香嶠 白鷺の精 1918 木版画
山村耕花 踊り 上海ニューカルトン所見 1924 木版画
屏風、軸装もある。
中村大三郎 婦女 1930 二曲一隻;ちらしの表紙を飾る。女優の入江たか子(1911から1995)が当時18歳がモデル。紅色の着物と、モダンな表情、官能的な指先が目を引く。
仁丹の宣伝用団扇 1930;同じく入江たか子と浜口富士子の写真入り。
和田青華 T夫人 京大天文学上田教授のてる夫人がモデル。
山川秀峰 三人の姉妹 1936 四曲一隻;白い自動車を背景にした着物姿のの三姉妹。久原房之助の三人のお嬢さんがモデル。
榎本千花俊 銀座の柳 1930c
榎本千花俊 銀嶺 1939
興味深かったのは演歌師が売ったという流行歌本。
表紙が木版画なので展示してあるが、歌本が存在するということが面白い。
大震災の歌 1924 宮島郁夫編 春江堂
震災哀話 1924 宮島郁夫編 春江堂
復興小唱 1924 宮島郁夫編 春江堂
新詩松の声 1918 神長瞭月著 春江堂
松井須磨子の歌 1919 神長瞭月著 春江堂
夢の世界 1919 立花静子 春江堂
ジョンベラの屍 1919 立花静子 春江堂
新やなぎ節 1919 西村秀三郎発行 秀美堂新版
など
ぐるっとパスで観覧しましたが、1000円の入場料はどうなんでしょうか?
ホノルル美術館所蔵品より
2007年4月14日から7月1日
東京都庭園美術館
出品作品の核になっているのは、パトリシア・サーモンさんのコレクション。1961年から日本に住み始め、収集をはじめ1984年にホノルル美術館に売却、寄贈したとコレクションが里帰りし、お披露目されることになった。
木版画が多い。
屏風、軸装もある。
興味深かったのは演歌師が売ったという流行歌本。
表紙が木版画なので展示してあるが、歌本が存在するということが面白い。
など
ぐるっとパスで観覧しましたが、1000円の入場料はどうなんでしょうか?
最近、展覧会値段が上がっている気がします。去年ならば展示数からいうと800円といいたいところでした。
内容は、女性が収集したコレクションですが、女性像ばかりです。記載しなかったものはきちんとメモをとりきれなかったものと、私の知らない画家や不詳の画家の屏風があったりします。
庭園美術館で、大正シックを拝見するのは、それは乙なものです。
来月に予定を組んでます。出品の概要を知り、ますます期待が高まります。
ぐるぱすで入りますが、とにかくわたしの好む世界です。ああ、楽しみ・・・
艶歌師は、街燈の下に立ち、ヴァイオリンを弾き語りするのですが、大正から昭和初期には大変な人気があったようです。
大正モダニズムファンなので、わくわくしています。