鳥獣戯画がやってきた
2007年11月3日から12月16日
サントリー美術館
鳥獣戯画は、昨年は20年ぶりに公開。というふれこみでわざわざ京都まで大絵巻展(記録)を見に行ったわけですが、今年はすでに東博の国宝室で展示される(記録)など、ちょっとトーンが下がっています。
しかし、甲乙丙丁巻が公開されるというので行ってきました。
前期は、結局24日にしかいけなかったので余り落ち着いて見れませんでした。
後期は28日水曜日夜間にいったので楽しめました。
甲巻の蛙と兎、そして猿は、楽しいですね。11種類の動物が登場。筆致鮮やか。
乙巻は、駿馬群、牛の角合わせ、麒麟、獅子、虎、龍、象、獏など15種類の動物がストーリなく描かれています。想像の動物であろう象とかもまずまずの筆致。大絵巻展では乙巻はいまひとつと思っていたのですが、躍動感はないものの、まずまずのところも多々ありました。
丙巻は、人物がいろいろば盤上の遊戯などで遊ぶ図、後半はまた蛙や猿、鹿に乗る猿。
丁巻は、人物たち。
筆致は、丙巻は細く、丁巻は即興的。
成立年代の推定は、12世紀、12世紀、1200年前後頃、13世紀鎌倉時代と異なる。
長尾模本(伝土佐光信、ホノルル美術館所蔵)、などから現在の鳥獣戯画の甲巻は別の順序であったことが想定されるという。また住吉家伝来本(梅澤記念館所蔵)も展示されていた。
でも、すばらしかったのは、鳥獣戯画絵巻 断簡(益田家旧蔵本)。中央に描かれている猿と兎の騎手による競馬。
躍動感あふれる。一番の傑作の場面を切り取ったとしか思われない。11月21日から12月3日までの展示。
鳥獣戯画系譜というのことでいくつか展示がされていた。
醍醐寺の
不動明王像(鳥羽僧正様)
不動明王像 信海筆
十二神将図像
はいずれも重文(前期展示)。十二神将といえば、伝浄瑠璃寺伝来の木彫の十二神将立像(記録)を思い出した。
2007年11月3日から12月16日
サントリー美術館
鳥獣戯画は、昨年は20年ぶりに公開。というふれこみでわざわざ京都まで大絵巻展(記録)を見に行ったわけですが、今年はすでに東博の国宝室で展示される(記録)など、ちょっとトーンが下がっています。
しかし、甲乙丙丁巻が公開されるというので行ってきました。
前期は、結局24日にしかいけなかったので余り落ち着いて見れませんでした。
後期は28日水曜日夜間にいったので楽しめました。
甲巻の蛙と兎、そして猿は、楽しいですね。11種類の動物が登場。筆致鮮やか。
乙巻は、駿馬群、牛の角合わせ、麒麟、獅子、虎、龍、象、獏など15種類の動物がストーリなく描かれています。想像の動物であろう象とかもまずまずの筆致。大絵巻展では乙巻はいまひとつと思っていたのですが、躍動感はないものの、まずまずのところも多々ありました。
丙巻は、人物がいろいろば盤上の遊戯などで遊ぶ図、後半はまた蛙や猿、鹿に乗る猿。
丁巻は、人物たち。
筆致は、丙巻は細く、丁巻は即興的。
成立年代の推定は、12世紀、12世紀、1200年前後頃、13世紀鎌倉時代と異なる。
長尾模本(伝土佐光信、ホノルル美術館所蔵)、などから現在の鳥獣戯画の甲巻は別の順序であったことが想定されるという。また住吉家伝来本(梅澤記念館所蔵)も展示されていた。
でも、すばらしかったのは、鳥獣戯画絵巻 断簡(益田家旧蔵本)。中央に描かれている猿と兎の騎手による競馬。
躍動感あふれる。一番の傑作の場面を切り取ったとしか思われない。11月21日から12月3日までの展示。
鳥獣戯画系譜というのことでいくつか展示がされていた。
醍醐寺の
はいずれも重文(前期展示)。十二神将といえば、伝浄瑠璃寺伝来の木彫の十二神将立像(記録)を思い出した。