二代目の格言 ⑪

2017-10-04 15:33:48 | 二代目の格言

「ボンさん」とは丁稚さんのことであろう

忙しいから誰か部下を入れてくれと頼んだが

その部下が使いづらいと上司に訴えている

 

上司は「お前だって直ぐには戦力にはならなかったぞ!

それより、どうやったらその部下が戦力になるのか考えてみろ!

それを部下から教わっているのだと思えば腹も立たないはずだ」

などと諭されている状況であろう

 

論語にある

 

「君たること難し、臣たること易からず」

 

に通じるものがあるのではないだろうか?

 

定公問う、一言にして以て邦を興すべきこと諸れ有りや。孔子対えて曰く、言は以て是くの若くなるべからざるも、其れ幾きなり。人の言に曰く、君たること難し、臣たること易からずと。如し君たることの難きを知らば一言にして邦を興すに幾からずや

 

 

これを会社に置き換えて異訳してみる

 

ある人が質問した。「一言で会社を繁盛させるような言葉はあるでしょうか?」

 

その社長は答えた。 「言葉とはそのように、一言でどうこうという性質のものではないでしょうが、近いものはあります。 ある人が言うには、上司であることは難しい。部下であることは簡単ではないと。 もしそのように上司も部下もその難しさをじゅうぶん知った上で謙虚な心で取り組めば、自然と会社は良くなります。これは一言で商売を繁盛させるというのに近いものではないでしょうか」

 

こんな感じであろうか?

 

それにしても

大して知識のない論語を使い何かを説明しようとする
不肖の三代目は

「無謀の勇」であり「愚」


かな……