二代目の格言54

2018-08-08 07:13:34 | 二代目の格言

この格言はどう解釈すれば良いのであろう?

 

タバコを吸っていた時期がある

一度目は中学3年生位の頃か.....
自室の窓を開けて吸っていた

当然、両親公認であるはずもなく
こっそり吸っていた

今思えば、親が気づいていない はずはない

禁煙してから分かった
タバコを吸わない人はタバコの臭いに敏感である
例え2日前だろうが 髪の毛、衣類についたタバコの臭いはわかる


とすれば
わかっていて両親は黙認していたのか.....
一言もタバコについて言われた記憶はない

子の親になって初めて気づくが、ここまで子供を信用出来るか?
ありがたい事である


高校に入学してすぐタバコは止めた
体育会系運動部に入って、このまま吸い続けていたら
練習についてゆけない!

それが理由だった

意外とあっさり止められた気がする

二回目に喫煙を始めたのは それから数年後
二十歳は過ぎていたと思う......

北アルプス、槍ヶ岳を目指して縦走中に
小槍(アルプス一万尺~ の詩に出てくる)の山頂で
一人の男の人がタバコを美味しそうに吸っていたのを見た
のがきっかけであった

小槍の山頂は大人一人が漸く座れる程度の場所しかない
急な尖峰である
しかも垂直に近い岸壁を登攀しないとそこにはたどり着けない

そこに漸く辿り着いたご褒美であろうか
とても美味しそうに吸っているように見えた
(実際はそんなに近くで見る事は出来ないのであるが
その時は確かにそう見えたのだ)

『あ~、タバコ美味しそうだな~』

そこから2回目の喫煙が始まった



それから20年以上吸い続けた



43歳の時である
朝、走るようになった

その時も喫煙は続けていた
毎朝、タバコとライターをポケットに入れて
走った

1時間走って、ようやく家の近くまで戻ってきた時
1本の缶ジュースとタバコを一服
これが美味しいのなんの


翌年にフルマラソンのレースに出ようと思った

『このまま、タバコを吸っていたら本格的にトレーニングを続けるのは
難しいだろうな!』



あっさりタバコを止めた

とは言っても 一応念のため4月1日に「禁煙を宣言」をする

禁煙出来なかった時
「あれはエイプリルフールだから」
と言い訳をするためだ


2005年4月1日に禁煙を始めて13年間
あれから今日まで
タバコは一回も吸っていない



走ってもいないが