この格言はどう解釈すれば良いのであろう?
タバコを吸っていた時期がある
一度目は中学3年生位の頃か.....
自室の窓を開けて吸っていた
当然、両親公認であるはずもなく
こっそり吸っていた
今思えば、親が気づいていない はずはない
禁煙してから分かった
タバコを吸わない人はタバコの臭いに敏感である
例え2日前だろうが 髪の毛、衣類についたタバコの臭いはわかる
とすれば
わかっていて両親は黙認していたのか.....
一言もタバコについて言われた記憶はない
子の親になって初めて気づくが、ここまで子供を信用出来るか?
ありがたい事である
高校に入学してすぐタバコは止めた
体育会系運動部に入って、このまま吸い続けていたら
練習についてゆけない!
それが理由だった
意外とあっさり止められた気がする
二回目に喫煙を始めたのは それから数年後
二十歳は過ぎていたと思う......
北アルプス、槍ヶ岳を目指して縦走中に
小槍(アルプス一万尺~ の詩に出てくる)の山頂で
一人の男の人がタバコを美味しそうに吸っていたのを見た
のがきっかけであった
小槍の山頂は大人一人が漸く座れる程度の場所しかない
急な尖峰である
しかも垂直に近い岸壁を登攀しないとそこにはたどり着けない
そこに漸く辿り着いたご褒美であろうか
とても美味しそうに吸っているように見えた
(実際はそんなに近くで見る事は出来ないのであるが
その時は確かにそう見えたのだ)
『あ~、タバコ美味しそうだな~』
そこから2回目の喫煙が始まった
それから20年以上吸い続けた
43歳の時である
朝、走るようになった
その時も喫煙は続けていた
毎朝、タバコとライターをポケットに入れて
走った
1時間走って、ようやく家の近くまで戻ってきた時
1本の缶ジュースとタバコを一服
これが美味しいのなんの
翌年にフルマラソンのレースに出ようと思った
『このまま、タバコを吸っていたら本格的にトレーニングを続けるのは
難しいだろうな!』
で
あっさりタバコを止めた
とは言っても 一応念のため4月1日に「禁煙を宣言」をする
禁煙出来なかった時
「あれはエイプリルフールだから」
と言い訳をするためだ
2005年4月1日に禁煙を始めて13年間
あれから今日まで
タバコは一回も吸っていない
走ってもいないが