赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

南北閣僚級会談中止の裏側 current topics(311)

2018-05-16 14:02:35 | 政治見解




current topics(311):南北閣僚級会談中止の裏側


本日16日、北朝鮮は、米韓軍事演習を理由に南北の閣僚級会談を中止すると発表しました。

この問題の背景について、当ブログが最も信頼する情報筋に詳細な解説をお願いしました。


北朝鮮による南北閣僚級会談中止の発表は中国の圧力によるものです。

中国はかねてより、米韓軍事演習の実際の仮想敵国が中国であることを認識しており、
自国にミサイルが向けられることを極度に恐れています。

そのため、中国は、今月の7日に金正恩氏を大連に招待した際、
北朝鮮への緊急的な経済支援の代償として、
韓国側に対し、米韓軍事演習中止の圧力をかけるように迫りました。

金委員長は、平昌五輪では米韓軍事演習を容認していたのですが、
逼迫した国内経済の立て直しを急ぐため、中国の要求を受け入れたようです。


この知らせに接した韓国の文大統領は顔面蒼白となり手が震えたそうです。

アメリカと北朝鮮の間を取り持った功労者と自賛していたわけですからそのショックの大きさがうかがえます。

韓国は中国とアメリカからの圧力に加え、せっかくうまくいっていたはずの北朝鮮から
「韓国側のせいで米朝会談が困難な状況になった」と迫られているのです。

従来通り韓国は、米国と中国のどちら側に付くのかの選択を迫られるだけでなく、
北朝鮮からも突きつけられることになりました。


一方、トランプ大統領自身は、「朝鮮半島の非核化実現と日本人の拉致問題の解決」が果たせれば
北朝鮮に対する経済制裁を緩和するつもりであることに変わりません。

北朝鮮が応じなければミサイル発射などの軍事圧力を加えるつもりでいます。

実は、金委員長自身は米朝関係の正常化を果たして日米の側に付きたがっていることに変わりは無いようです。

したがって金委員長は最終的に、米朝会談でシナリオ通りアメリカの要求をのむ公算が極めて強いと考えられます。

実は、金委員長は中国や韓国のことなどどうでもよいのです。





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