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小池潰しのために手を組む自民党と共産党
希望の党と連携を深めた日本維新の会以外の既成政党は、なんとしても希望の党を潰したくて、醜い姿を露わにしています。
小池潰しのためには、水と油の自民党と共産党が手を組んでいる有様です。
「票のために野合をする政党」と叫び、共産党は「改憲と安保法制を容認する右翼政党」と批判しています。
自民党は小池新党に選挙準備の時間を与えないために解散したにもかかわらず、民進党保守議員を取り込み、勢いを増す希望の党に対し「票のために野合をする政党」と批判し、共産党は同党を軸とした野党共闘が後退したことに怒り、ともに希望の党を最大の敵とする共通認識を持っています。
結局、自民党も共産党も自己防衛のために、真逆の政党とも一緒になって目の前の敵を潰そうとしています。
実は自民党と共産党の共闘は、2011年以降、大阪市や堺市長選挙において大阪維新の会に対抗するため、自民党候補者を共産党が支持するという異例の関係が出来ていました。
また自民党自体に、「保守合同」という名の野合によって政権を奪取したり、維持してきた歴史があります。
そのよい例が1994年、自民党は反自民の細川政権崩壊後の新生党政権に連立していた社会党を連立から離脱させました。自民党若手のホープだった安倍晋三氏が中心となり「リベラル政権を創る会」を発足、社会党と連日の密室談合を重ね、ついには自社さ政権の村山内閣を誕生させました。
1998年の参議院選挙後には、自民党があれほど忌避していた小沢一郎氏と連立した経緯もあります。
さらに、小沢氏との連立だけでは過半数を得ることが出来ず、公明党と協力し、1999年には自公連立を果たしています。それまで自民党が池田大作氏の証人喚問を強く要求していたことなど知らんぷりのような野合です。
自民党は自ら自身の野合の過去を棚に上げ、他党を野合と批判するのでは筋が通りません。
実は自民党のこうした野合談合体質こそがしがらみ政治の元凶の一つであるのです。
この姿を国民はしっかり見ています。
他党を批判する前に、自らのスキャンダルと独善性を猛省することが先にあるべきだと思います。
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