一昨日のブログに出てきた「日吉窯」について、コメントをいただいたので、
「あ、そういえば」ということで思い出話を一つ。
昔、青年部に所属していた頃は1年半に一度の周期で日吉窯で作陶体験をするのが恒例行事となっていた。
作陶会を催すには毎回60人近く参加者を集めなければならないということで、役員の方々がご苦労されていたっけ。
この時ばかりでは青年部に入っていなくてもOK。お茶を習っていない友人知人を誘ってもOKだったような。
私が行けなかった回に参加した社中のお仲間は「女優の○○さんが来ていた~」って、言ってたなぁ。
(去年、訃報があって「まだお若かったのに」と思った)
都合、3回案内を受けたけど、仕事や諸々の都合がつかず、参加できたのは会計をしていた1回きりだった。
2回目の時は社中で参加した人も多く、彫三島茶碗を作った人が多かったようだ。
たぶん、形までは出来上がっていて、花の形のハンコを押すのが主な体験だったのでは。
この時は彫三島か絵唐津のどちらかを予め選ぶんじゃなかったかなぁ。
で、社中の人はことごどく「絵付けは苦手」と彫三島にしていた。
役員の先輩は絵唐津でしかも、香合にチャレンジして、見事な出来栄えだった。
で、やっと参加できた回は楽茶碗。
手づくねして茶碗の形にして、秤で計ったら450グラムだった。
加藤 丈佳先生は「これを300グラムまで削りなさい」と言う。
削るって、、、、と茶碗を前に躊躇していた私。たまたま、一番前列のテーブルの中央に座っていた。
つまり、先生の目の前。
「こうやるんじゃ~」とおもむろに私の茶碗を持った先生はバッサバッサと茶碗を削ってみんなに見本をみせたのだった。
って、私の茶碗は「これ以上、削らなくていいんじゃね?」と周囲の方々。
で、そのまま高台を削ってもらって焼成に出した。
だから、実はまだちょっと重い。
でも、いい思い出。
しかも、作ってから2~3年は結構使っていた。
日吉窯のコメントをいただき、久しぶりに出してきて一服点てて、自服した。
ぼてっと重いけど飲みやすい。
抹茶は先月末に築地の「うおがし銘茶」で買った「ことのは 金印」を開封。
開封したら、ちゃっちゃと飲まないとね~。風味が落ちてしまってはもったいない。
思えば、コロナ自粛でおうち時間を過ごすようになり、「お抹茶でも~」と思ったら、肝心の抹茶がなかった。
抹茶を買いに行きたくても、お店は営業自粛で買いに行けなかった。
やっと買えたと思ったら、自粛解除やらなんやらでちょっと自宅を留守にして、また時間がなかった。
で、やっと一服する時間がとれた。
東京アラートも解除になりステップ3になって、茶道の教室も再開かなぁ。でも、心配だなぁ。
5月の終わりに勉強会(亡き師匠についていた社中有志で細々を続けている会)からは6月をどうするかの意見招集のメールが来た。
結果、世間の状況を見て可能なら6月末に開催しましょうかと。
裏千家としては3月だったか4月だったかに指導者の方々に稽古を自粛するよう、お手紙が届いたとか。
今月に入って、細かいガイドラインで稽古時の諸注意の文書が通達されていると聞く。
だけど、基本的に稽古中はマスク。お菓子食べたりお茶を飲んだりする時だけ、マスク外すって、どうなのかなぁ。
まぁ、飲食する稽古だから仕方ないけど、そもそもマスクをつけたり外したりする行為が衛生上およろしくないよね。
(この騒ぎの前は使い捨てマスクは一度外したら捨てろと言われてたくらいだし)
そこまでしてお稽古しなきゃいけないものかなぁ。。。と、私などは思ってしまう。
でも、お茶の先生の中にはそれで生計を立てている人もいるだろうし、3か月も稽古場しめちゃうと死活問題だよねぇ。
(閉めろと通達は補償を加味してのものではないだろうし)
と考えていくと、確実に経済的ダメージを受けているもう一つの方からの連絡がそろそろあるかなぁ。
自分からは絶対に問い合わせたくないし~。
と思っていたら、昨日あった。(連絡役の先輩を通して)
先生は元気。だけど、稽古場は再開は当面ムズカシイ。だけど、皆さんの腕が落ちてしまうので8月に一部の稽古を開きたい。
希望する方は申し出てください、とのこと。
なるほど。やはり、あちら側から再開は言い出しづらい。
習う側の「強い要望があったから」再開~という風に誘導したいんだろうなぁ。
わかるわかる。
こちらとて「いつ再開ですか?」と聞くことが即ち「そんなにお稽古したいのねっ! じゃあ、希望を叶えてあげましょー」と
飛んで火にいる夏の虫状態になることを恐れて、連絡なんかするものか!だし。(^^;
(特に今は湿し灰がサボれるかどうかの瀬戸際だし)
ということで、もともとお金が続かないから辞めたいと申し出て、それでも辞めさせてくれないという事情もある中で
この状況は助かるわけなので、当面はコロナを盾に逃げ続けようと思う。
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