奈良の漆芸

『大和うるし工芸　杉村聡（あきら）作品展』
京王百貨店新宿店6F　京王ギャラリー
※2/6まで　お茶席あり（こちらは2/4まで）

漆芸も見たかったけれど、茶室「哀翔」の呈茶席も目当てで足を運んだ。
奈良で活動する作家さんだけあって、作品は奈良の古材を使用したもの、平城宮跡に復元された回廊の格子を模した決壊、キトラ古墳内部の壁画をヒントを得た炉縁など、個性的なもの。
茶道具では棗、水指、懐石椀とほぼ網羅。
「あをによし」の道具組で茶席を設えたいときは、是非に使いたいなぁ。
一つだけ、東京タワーと富士山をデザインした大棗があって、これもとてもよかった。

お茶席も「大和」の趣向で、この日の担当は裏千家のお社中、
展示作品を拝見するために上がったことはあったが、茶席として上がるのは初めて。
八畳間で、思ったより外部の喧騒を感じず、お客も3人だけだったので、ゆっくりお点前も拝見できた。
お道具をじっくり拝見させていただき、目の保養。

★京王ギャラリー　今後の茶の湯関係の催し
　・２／７(木）～２／１３（水）　京釜　河田松寿展
　・２／１４（木）～２／２０（水）　柿右衛門うつわ展
　・２／２１（木）～２／２７（水）　第二回茶の湯　西条一斉　漆芸展
　・３／１３（木）～３／１９（水）　中村翠嵐　茶陶展
　・３／２０（木）～３／２６（水）　藤谷芳哉　茶陶展
　・３／２７（木）～４／２（水）　　茶道具展

行く行かないは別として、あくまで参考情報。