秀吉がねつ造し、軍記物に汚染された戦国史を今一度洗濯いたし申候
35万部突破のベストセラー『本能寺の変 431年目の真実』の著者が、今度は織田信長に挑んだ! 信長の人物像も秀吉によって歪められていた! 『織田信長 四三三年目の真実 信長脳を歴史捜査せよ!』明智憲三郎著・幻冬舎
>>> 『織田信長 四三三年目の真実』あらすじへ
>>> 『織田信長 四三三年目の真実』読者書評へ
【2015年7月15日追記】
2015年5月14日ビジネスジャーナルに次のようなタイトルの記事が掲載され、ライブドア・ニュースなど他のニュースサイトにも掲載されて話題になりました。
信長、家康、光秀の「歴史」は、すべて秀吉の捏造だった!嘘だらけの「本能寺の変」
ビジネスジャーナルの記事を抜粋して簡単にご紹介します。
ビジネスジャーナル記事抜粋
明智光秀の子孫が書いた『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)が、発売から1年4カ月が経過してもなお売れ続け、27万部を突破する驚異的な売れ行きを見せている。
著者は明智憲三郎氏。もともとは三菱電機のシステムエンジニアで、いわゆるプロの学者ではないが、先祖の名誉回復を願う子孫が感情論で書いた本ではなく、国内のみならず海外も含めた膨大な数の文献に当たり、導き出した結論は、これまでの定説を根底から覆すものとなっている。
約50年間に及ぶ研究の成果を『本能寺の変四二七年目の真実』(プレジデント社)にしたため、2009年に発刊。この本も当時かなり話題になったが、その後さらに研究を重ねて加筆・修正したものが本書である。
定説は時の権力者・秀吉が、自分に都合の良いストーリーを組み立て、それに合わせてさまざまな文献の書き換えも行われ、利害が一致した家康もそのストーリーに乗り、後の時代に尾ひれがついて出来上がったものと考えられる。そして後世の学者も、なぜかそこへ乗ってしまったというのである。
その点こそが、まさに明智氏が問題視している点で、本能寺の変をめぐる定説の元になっているのは江戸時代になって書かれた「軍記物」であって、その「軍記物」のネタ元は秀吉が書かせたPR誌なのだ。そのPR誌に書かれている事実が、本能寺の変が起きた前後の時代の文献に書かれている事実や、当時日本に来ていた宣教師が母国で残した記録と符合しないのだという。
全般に、複数の文献と定説が符合しない点から事実を類推する手法が取られているので、部分的には妄想だと批判する声もあるようだが、この本を読んだ多くの人にとって「すとんと腹に落ちる」類推だからこそ、長期間にわたって驚異的な売り上げを記録し、著者の元には全国から講演依頼が殺到するのだろう。だが、それでも世間一般の認識を変えるには至っていない。明智氏が光秀の末裔であることが、かえって研究成果の評価にバイアスをかけているということはないのだろうかという疑問も湧く。
明智氏の研究成果を検証する歴史小説家が現れ、明智説を踏襲する小説が生まれ、それが大河で放送されて、ようやく明智説は名実ともに市民権を得るのかもしれない。
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このページの下の方に書いた2010年4月13日記事以来、丸5年。ようやく多くの方に定説となっている「本能寺の変」は秀吉の捏造だという事実が知れ渡ったものと喜んでいます。この機会に『惟任退治記(これとうたいじき)』について解説した2010年4月13日記事をお読みいただけると幸いです。
>>> 秀吉に騙され続ける「本能寺の変」研究界
なお、ビジネスジャーナル記事は下記のページで全文をお読みいただくことができます。
>>> ライブドア・ニュースの全文
【2014年5月21日追記】
前回記事を書いてから、いつの間にか丸4年たちました。『本能寺の変 四二七年目の真実』は2.5万部、昨年12月出版の新刊『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)は15万部まで伸びましたが、まだ日本国民の1千分の1、0.1%しか、「本能寺の変の通説を創ったのは羽柴秀吉」という重大事実をご存知ありません。一刻も早くご理解が広がることを期待しています。
>>> 本能寺の変の定説は打破された!
【2010年4月13日記事】
明智光秀は信長に苛められたことを怨み、天下を取る野望を抱いて謀反を起こした。しかも、誰にも相談せず密に。
これが通説となっている本能寺の変の骨格部分です。「怨恨(えんこん)説」「野望説」「単独犯行説」が三位一体となったものです。
この通説は日本国中隅々まで広く知られています。1億人が知っている「史実」といってよいでしょう。
ところが、この通説を作ったのが、あの羽柴秀吉だ、ということを知っているのは拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』を読んでくださった1万人ぐらいの方々しかいません。つまり、日本国民の1万分の1、0.01%だけです。普通預金の金利と同じレベルですね。とても残念なことです。
そこで、秀吉が通説を作った根拠を手短にご紹介しますので、是非、まだご存知でない方々に教えていただければ、と思います。
本能寺の変から4ヵ月後に秀吉は家臣に書かせた『惟任退治記(これとうたいじき)』を発表しました。いわば本能寺の変についての政府の公式発表のようなものです。
★ Wikipedia「惟任退治記の著者・大村由己」記事
この中で秀吉は三つのことを強調しました。
①「怨みを以って恩に報ずるのいわれ、ためし(前例)なきに非ず」
これは信長の最期の言葉です。光秀が怨みによって自分を殺すのだと信長に言わせています。怨恨説の元がここにあります。
②「光秀の発句(ほっく)にいわく、あめが下しる五月かな。・・・誠に謀反の先兆なり」
これは愛宕百韻の光秀の発句が「土岐氏である自分が天下を治める五月になった」と詠んだものだとする野望説の元です。
★ 愛宕百韻の解読捜査
③「(光秀は)密に謀反をたくらむ」
これは前日まで重臣たちにも謀反を起こすことを秘密にしていたとする単独犯行説の元です。
怨恨説も野望説も嘘であることは本ブログに書いた通りです。
★ 怨恨説を斬る!
★ 野望説を斬る!
単独犯行説も秀吉が意図的に作った嘘であることは拙著に書きました。
さらに、もうひとつ『惟任退治記』が作った通説があります。それは信長が苛烈で冷酷な性格だということです。これも秀吉が意図的に書かせた嘘が元になっています。
★ 織田信長:苛烈・冷酷説を斬る!
秀吉がこのような通説の元を作ったという事実は本能寺の変を考える上で極めて重要なことです。
★ 通説の創作者は秀吉!
★ 本能寺の変についての典型的な通説紹介ページ
そして、この重要なことを全く無視してきた、これまでの本能寺の変研究が何だったのかを考える上でも、また大変重要なことです。
何故、本能寺の変研究はそのことを見逃して来たのでしょうか。次回はこのあたりを掘り下げていきたいと思います。
<<続き>>
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【2015年7月15日追記】
2015年5月14日ビジネスジャーナルに次のようなタイトルの記事が掲載され、ライブドア・ニュースなど他のニュースサイトにも掲載されて話題になりました。
信長、家康、光秀の「歴史」は、すべて秀吉の捏造だった!嘘だらけの「本能寺の変」
ビジネスジャーナルの記事を抜粋して簡単にご紹介します。
ビジネスジャーナル記事抜粋
明智光秀の子孫が書いた『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)が、発売から1年4カ月が経過してもなお売れ続け、27万部を突破する驚異的な売れ行きを見せている。
著者は明智憲三郎氏。もともとは三菱電機のシステムエンジニアで、いわゆるプロの学者ではないが、先祖の名誉回復を願う子孫が感情論で書いた本ではなく、国内のみならず海外も含めた膨大な数の文献に当たり、導き出した結論は、これまでの定説を根底から覆すものとなっている。
約50年間に及ぶ研究の成果を『本能寺の変四二七年目の真実』(プレジデント社)にしたため、2009年に発刊。この本も当時かなり話題になったが、その後さらに研究を重ねて加筆・修正したものが本書である。
定説は時の権力者・秀吉が、自分に都合の良いストーリーを組み立て、それに合わせてさまざまな文献の書き換えも行われ、利害が一致した家康もそのストーリーに乗り、後の時代に尾ひれがついて出来上がったものと考えられる。そして後世の学者も、なぜかそこへ乗ってしまったというのである。
その点こそが、まさに明智氏が問題視している点で、本能寺の変をめぐる定説の元になっているのは江戸時代になって書かれた「軍記物」であって、その「軍記物」のネタ元は秀吉が書かせたPR誌なのだ。そのPR誌に書かれている事実が、本能寺の変が起きた前後の時代の文献に書かれている事実や、当時日本に来ていた宣教師が母国で残した記録と符合しないのだという。
全般に、複数の文献と定説が符合しない点から事実を類推する手法が取られているので、部分的には妄想だと批判する声もあるようだが、この本を読んだ多くの人にとって「すとんと腹に落ちる」類推だからこそ、長期間にわたって驚異的な売り上げを記録し、著者の元には全国から講演依頼が殺到するのだろう。だが、それでも世間一般の認識を変えるには至っていない。明智氏が光秀の末裔であることが、かえって研究成果の評価にバイアスをかけているということはないのだろうかという疑問も湧く。
明智氏の研究成果を検証する歴史小説家が現れ、明智説を踏襲する小説が生まれ、それが大河で放送されて、ようやく明智説は名実ともに市民権を得るのかもしれない。
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このページの下の方に書いた2010年4月13日記事以来、丸5年。ようやく多くの方に定説となっている「本能寺の変」は秀吉の捏造だという事実が知れ渡ったものと喜んでいます。この機会に『惟任退治記(これとうたいじき)』について解説した2010年4月13日記事をお読みいただけると幸いです。
>>> 秀吉に騙され続ける「本能寺の変」研究界
なお、ビジネスジャーナル記事は下記のページで全文をお読みいただくことができます。
>>> ライブドア・ニュースの全文
【2014年5月21日追記】
前回記事を書いてから、いつの間にか丸4年たちました。『本能寺の変 四二七年目の真実』は2.5万部、昨年12月出版の新刊『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)は15万部まで伸びましたが、まだ日本国民の1千分の1、0.1%しか、「本能寺の変の通説を創ったのは羽柴秀吉」という重大事実をご存知ありません。一刻も早くご理解が広がることを期待しています。
>>> 本能寺の変の定説は打破された!
【2010年4月13日記事】
明智光秀は信長に苛められたことを怨み、天下を取る野望を抱いて謀反を起こした。しかも、誰にも相談せず密に。
これが通説となっている本能寺の変の骨格部分です。「怨恨(えんこん)説」「野望説」「単独犯行説」が三位一体となったものです。
この通説は日本国中隅々まで広く知られています。1億人が知っている「史実」といってよいでしょう。
ところが、この通説を作ったのが、あの羽柴秀吉だ、ということを知っているのは拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』を読んでくださった1万人ぐらいの方々しかいません。つまり、日本国民の1万分の1、0.01%だけです。普通預金の金利と同じレベルですね。とても残念なことです。
そこで、秀吉が通説を作った根拠を手短にご紹介しますので、是非、まだご存知でない方々に教えていただければ、と思います。
本能寺の変から4ヵ月後に秀吉は家臣に書かせた『惟任退治記(これとうたいじき)』を発表しました。いわば本能寺の変についての政府の公式発表のようなものです。
★ Wikipedia「惟任退治記の著者・大村由己」記事
この中で秀吉は三つのことを強調しました。
①「怨みを以って恩に報ずるのいわれ、ためし(前例)なきに非ず」
これは信長の最期の言葉です。光秀が怨みによって自分を殺すのだと信長に言わせています。怨恨説の元がここにあります。
②「光秀の発句(ほっく)にいわく、あめが下しる五月かな。・・・誠に謀反の先兆なり」
これは愛宕百韻の光秀の発句が「土岐氏である自分が天下を治める五月になった」と詠んだものだとする野望説の元です。
★ 愛宕百韻の解読捜査
③「(光秀は)密に謀反をたくらむ」
これは前日まで重臣たちにも謀反を起こすことを秘密にしていたとする単独犯行説の元です。
怨恨説も野望説も嘘であることは本ブログに書いた通りです。
★ 怨恨説を斬る!
★ 野望説を斬る!
単独犯行説も秀吉が意図的に作った嘘であることは拙著に書きました。
さらに、もうひとつ『惟任退治記』が作った通説があります。それは信長が苛烈で冷酷な性格だということです。これも秀吉が意図的に書かせた嘘が元になっています。
★ 織田信長:苛烈・冷酷説を斬る!
秀吉がこのような通説の元を作ったという事実は本能寺の変を考える上で極めて重要なことです。
★ 通説の創作者は秀吉!
★ 本能寺の変についての典型的な通説紹介ページ
そして、この重要なことを全く無視してきた、これまでの本能寺の変研究が何だったのかを考える上でも、また大変重要なことです。
何故、本能寺の変研究はそのことを見逃して来たのでしょうか。次回はこのあたりを掘り下げていきたいと思います。
<<続き>>
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