>>> 本能寺の変の定説は打破された!
以前、このブログで拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』批判を書いた藤本正行氏の主張への反論を書きました。加えて、フロイス・2様から丁寧な分析結果をコメント欄にいただきました。藤本氏への反論はこれで十二分と思っています。
★ 『光秀の子孫が唱える奇説』を斬る!
(コメント欄もお読みください。藤本正行氏本人とおぼしき(?)コメントも書かれています)
藤本氏と共著もあり、主張を同じくする鈴木眞哉氏の近著『戦国「常識・非常識」大論争!』にもおそらく何か書かれているかもしれないと思って読んでみました。
この本は「『武功夜話』は偽書」、「長篠の戦での鉄砲三段打ちはなかった」、「桶狭間の合戦は奇襲ではない」といった従来の藤本氏・鈴木氏の主張に対する歴史研究界からの反論とそれに対する再反論を書いています。その中で「本能寺の変に謀略はなかった」とする両氏共著の『信長は謀略で殺されたのか』について同様のお話が書かれています。歴史研究界の権威者や司馬遼太郎氏からの両氏への対応への不満も語られています。
さて、この本の本能寺の変に関する記述を読んで私は驚きました。以下の記述があったのです。逆に言えば以下の記述しかなかったのです。
「その後出てきた謀略説については、逐一チェックしておりませんけれども、拝見している限りでは、感心できるようなものはありません。藤本さんも、今度の『本能寺の変』では、藤田説を再批判されたほかは、謀略説に立つものとしては、明智憲三郎という方の『本能寺の変 四二七年目の真実』を取り上げられただけですが、これももちろん落第組です」
つまり、何ら根拠を示さずに拙著に「落第組」というレッテルを貼っているのです。
この文章には鈴木氏が拙著を読んだと言う形跡が全くみられません。それは邪推だという反論があるかもしれませんが、そうであれば、そうではないことを示す程度の説明を付けるのが礼儀ではないでしょうか。この文章からは藤本氏の拙著への批判文を読んで(あるいは聞いて)、それだけで「落第組」と言い切ったと見えてしまいます。藤本氏の批判ですら私は藤本氏が拙著をきちんと読んではいない(出版社の編集スタッフの話を聞いて一部を斜め読みしたレベル?)と感じています。鈴木氏が研究界権威者の対応に不満を述べられていたのと全く同様の思いを感じてしまいます。
ただし、このような話は研究者間の信義の問題なので本能寺の変の真相解明にとってはどうでもよいことです。私の求めるものは正に「本能寺の変の真実」そのものです。それを知りたくて本能寺の変という事件を捜査しているのであって、私の知らない証拠が出てきて、それが私の出した答を変えるようなものであれば潔く答を変えます。
ということで、やはり、鈴木氏の主張の中味についてきちっと反論し、それに対する評価を皆様からいただき、前へ議論を進めたいと思います。
やってみましょう!ただし、本日は長くなるので予告編にとどめて次回・次々回に書いてみます。乞う、ご期待!!
次回は鈴木氏が著書の中で「満たさなければならない5つの条件」を挙げていますので、それに拙著がどこまで合致しているのかを説明させていただきます。拙著をお読みいただければ、5つの条件の全てを満たしていることがわかるはずなのですが、鈴木氏はなぜか「落第」と判定しています。本ブログの読者の判定を得たいと思います。おそらく、鈴木氏が拙著を読んでいないという蓋然性が極めて高くなると思います。
次々回は藤本氏・鈴木氏が唱える「偶発説」(誰の謀略もなく、たまたま偶然に訪れたチャンスに光秀が信長を討ったとする説)そのものを斬ってみます。他者の説に攻撃一辺倒だった両氏が防御に回るとどういうことになるか。私もどのような攻撃ができるか現時点では白紙ですが、ワクワクできる挑戦と思いますので、今からとても楽しみです。
>>>続き
>>>続きの続き
【拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』批判への反論シリーズ】
1.藤本正行氏「光秀の子孫が唱える奇説」を斬る!
2.鈴木眞哉氏『戦国「常識・非常識」大論争!』を斬る!
3.鈴木眞哉氏『戦国「常識・非常識」大論争!』を斬る!(続き)
4.鈴木眞哉氏『戦国「常識・非常識」大論争!』を斬る!(続きの続き)
5.信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う
6.信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(続き)
7.信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(完結編)
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>>>本能寺の変 四二七年目の真実
以前、このブログで拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』批判を書いた藤本正行氏の主張への反論を書きました。加えて、フロイス・2様から丁寧な分析結果をコメント欄にいただきました。藤本氏への反論はこれで十二分と思っています。
★ 『光秀の子孫が唱える奇説』を斬る!
(コメント欄もお読みください。藤本正行氏本人とおぼしき(?)コメントも書かれています)
藤本氏と共著もあり、主張を同じくする鈴木眞哉氏の近著『戦国「常識・非常識」大論争!』にもおそらく何か書かれているかもしれないと思って読んでみました。
![]() | 戦国「常識・非常識」大論争! ~旧説・奇説を信じる方々への最後通牒 (歴史新書y) |
鈴木 眞哉 | |
洋泉社 |
この本は「『武功夜話』は偽書」、「長篠の戦での鉄砲三段打ちはなかった」、「桶狭間の合戦は奇襲ではない」といった従来の藤本氏・鈴木氏の主張に対する歴史研究界からの反論とそれに対する再反論を書いています。その中で「本能寺の変に謀略はなかった」とする両氏共著の『信長は謀略で殺されたのか』について同様のお話が書かれています。歴史研究界の権威者や司馬遼太郎氏からの両氏への対応への不満も語られています。
![]() | 偽書『武功夜話』の研究 (新書y) |
クリエーター情報なし | |
洋泉社 |
![]() | 長篠の戦い (歴史新書y) |
藤本 正行 | |
洋泉社 |
![]() | 桶狭間の戦い (歴史新書y) |
藤本正行 | |
洋泉社 |
![]() | 信長は謀略で殺されたのか―本能寺の変・謀略説を嗤う (新書y) |
鈴木 眞哉,藤本 正行 | |
洋泉社 |
さて、この本の本能寺の変に関する記述を読んで私は驚きました。以下の記述があったのです。逆に言えば以下の記述しかなかったのです。
「その後出てきた謀略説については、逐一チェックしておりませんけれども、拝見している限りでは、感心できるようなものはありません。藤本さんも、今度の『本能寺の変』では、藤田説を再批判されたほかは、謀略説に立つものとしては、明智憲三郎という方の『本能寺の変 四二七年目の真実』を取り上げられただけですが、これももちろん落第組です」
つまり、何ら根拠を示さずに拙著に「落第組」というレッテルを貼っているのです。
この文章には鈴木氏が拙著を読んだと言う形跡が全くみられません。それは邪推だという反論があるかもしれませんが、そうであれば、そうではないことを示す程度の説明を付けるのが礼儀ではないでしょうか。この文章からは藤本氏の拙著への批判文を読んで(あるいは聞いて)、それだけで「落第組」と言い切ったと見えてしまいます。藤本氏の批判ですら私は藤本氏が拙著をきちんと読んではいない(出版社の編集スタッフの話を聞いて一部を斜め読みしたレベル?)と感じています。鈴木氏が研究界権威者の対応に不満を述べられていたのと全く同様の思いを感じてしまいます。
ただし、このような話は研究者間の信義の問題なので本能寺の変の真相解明にとってはどうでもよいことです。私の求めるものは正に「本能寺の変の真実」そのものです。それを知りたくて本能寺の変という事件を捜査しているのであって、私の知らない証拠が出てきて、それが私の出した答を変えるようなものであれば潔く答を変えます。
ということで、やはり、鈴木氏の主張の中味についてきちっと反論し、それに対する評価を皆様からいただき、前へ議論を進めたいと思います。
やってみましょう!ただし、本日は長くなるので予告編にとどめて次回・次々回に書いてみます。乞う、ご期待!!
次回は鈴木氏が著書の中で「満たさなければならない5つの条件」を挙げていますので、それに拙著がどこまで合致しているのかを説明させていただきます。拙著をお読みいただければ、5つの条件の全てを満たしていることがわかるはずなのですが、鈴木氏はなぜか「落第」と判定しています。本ブログの読者の判定を得たいと思います。おそらく、鈴木氏が拙著を読んでいないという蓋然性が極めて高くなると思います。
次々回は藤本氏・鈴木氏が唱える「偶発説」(誰の謀略もなく、たまたま偶然に訪れたチャンスに光秀が信長を討ったとする説)そのものを斬ってみます。他者の説に攻撃一辺倒だった両氏が防御に回るとどういうことになるか。私もどのような攻撃ができるか現時点では白紙ですが、ワクワクできる挑戦と思いますので、今からとても楽しみです。
>>>続き
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【拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』批判への反論シリーズ】
1.藤本正行氏「光秀の子孫が唱える奇説」を斬る!
2.鈴木眞哉氏『戦国「常識・非常識」大論争!』を斬る!
3.鈴木眞哉氏『戦国「常識・非常識」大論争!』を斬る!(続き)
4.鈴木眞哉氏『戦国「常識・非常識」大論争!』を斬る!(続きの続き)
5.信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う
6.信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(続き)
7.信長は謀略で殺されたのだ:本能寺の変・偶発説を嗤う(完結編)
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こと本能寺の変については鈴木氏が「旧説・奇説を信じる方々」に陥っている事実を指摘しました。
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