本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

鎌倉・大船:謎のコーヒーショップの挑戦

2010年03月15日 | 427年目からの挑戦
 私の職場は東京の恵比寿と神奈川の大船。大船の事務所はJR大船駅から手広交差点(ローカルな話で恐縮)に向かって徒歩20分ほどの所にあります。その道路沿いの山崎バス停(またまたローカルな話ですが)の先の駐車場に1年ほど前からワゴン車のコーヒーショップが来るようになりました。かなりの中古車ですがⅤW(フォルクスワーゲン)なのが、何かこだわりを物語っているように思います。
 「自家焙煎 珈琲・一(はじめ)」の亭主は年の頃三十半ばでしょうか。真面目でしっかりした人物に見えます。態度も謙虚で礼儀正しく、教養もある人です。
 知る人ぞ知る湘南の名水・鵠沼(くげぬま)伏見稲荷の湧水を使って入れてくれるコーヒーはとても美味しく、しかも一杯190円。すっかり贔屓(ひいき)にさせてもらっています。自家製焼き菓子(シナモンケーキ、マドレーヌ、スイートポテトなど)や焼き芋を売るなど商品レパートリーにも工夫もしています。私は炒ったカシューナッツが好みで時々買っています。
 ★ Wikipedia「鵠沼」記事
 ★ Wikipedia「稲荷神社」記事

 でも、売上はどうなんだろうと心配になります。車も人もそれほど多くない道路です。時々、常連さんが椅子に座ってたむろしているのを見かけますが、客もなく読書に没頭しているご亭主の姿もよく見かけます。不躾にも「売上はどう?」と聞いても「いや~寂しいものです」と苦笑いするだけですが、おそらく平均の1日の販売数は30杯前後(全くの直感ですが)ではないでしょうか?
 190円かける30杯=5700円、と思わず計算してしまいます。
 「もっと人も車も多い通りに移ったら!」と余計なお節介を言いたくなってしまいます。ご亭主は「そうも思いますが、常連さんもできたことですし」と言って意に介さない様子で早や一年になりました。
 ちょっと謎の人物でしょうか。
 コナン・ドイルのシャーロック・ホームズであれば、彼は銀行強盗団の親玉で、ワゴン車の下から隣の銀行の金庫へトンネルを掘るのを偽装しているということになります。忠臣蔵であれば、道路の向いの屋敷の主人の動静を探っているということになるでしょう。
 でも、残念ながら周りには銀行も大きな屋敷もありませんし、ワゴン車が帰った後の駐車場にはトンネルを掘った形跡もありません。
 ★ Wikipedia「アーサー・コナン・ドイル」記事
 ★ Wikipedia「忠臣蔵」記事

 どんな目標を持っているのか聞いたことはありませんが、やはり、ご亭主は何かこだわりを持って、いろいろ工夫を重ねて商売をやっているようです。近所にお越しの折は是非美味しいコーヒーを飲んでいってください。特に、ご近所の三菱電機の製作所にご通勤の皆様、よろしくお願いいたします。

 私の署名入りの拙著本能寺の変 四二七年目の真実』も定価の1600円(税込み)で購入できるようにしています。

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