時は流れます。
いつかあった風景が、やがて記憶のかなたに去ってゆきます。
多くの人たちに出会いました。そしてこれからも。
その時代を作ってきたのは、ひとや猫、トンビやいのしし、海や山、雨、入道雲、
・・・・・・・。12月が1週間過ぎました、ちょっと感傷的な季節でもあります。
時は流れます。
いつかあった風景が、やがて記憶のかなたに去ってゆきます。
多くの人たちに出会いました。そしてこれからも。
その時代を作ってきたのは、ひとや猫、トンビやいのしし、海や山、雨、入道雲、
・・・・・・・。12月が1週間過ぎました、ちょっと感傷的な季節でもあります。
すこし前の門の脇地区「祇園様」の様子です。
「夏のわが地区最大の手作り的芸能発表会、祇園様。大人も子供もみんな主役。キャラクターを最大限生かし、なおかつ、おもしろおかしく、風刺も入れてみっちり3時間。その熱気、底抜けの明るさ、プロなみの脚本演出、あらゆる人材を総動員して暑い夏の夜は更けてゆく。毎回これだけの時間と労力をかけながら、それでもやってゆける地区の皆さんに感謝と感激。
ちなみに、祇園様の由来は京の祇園まつりとは全く縁がありませんが、海の安全を願ってこの地区で独自になされてきたものです。」
すまい学
私は仕事柄、よく家々を歩いて訪問することが多い。その度、昔からの人々の知恵に驚かされる事がある。わがふるさとは、山と海に囲まれ、狭い空間に民家が密集する地形、その限られた敷地を実にうまく利用してすまいを作っている事だ。外見上、普通の二階建て民家なのだが、いったん表玄関を入っていくや小さいながらも、中庭を備え、上を見上げると空がぽっかり見える。まわりはぐるりと城砦のように母屋、離れなどが占め、外の世界と断った静寂な空間を作る。あのイスラム圏の住宅を、あるいは京都の町屋づくりを思い出させるような独特の空間利用。中庭は井戸もあれば心なごませる草木も、実にいい。台風が多いせいもあって、風よけとしてのこんな作りであるとご主人も言う。軒と軒がぶつかりあう程のせまい建坪に、いかに生活空間を限界まで創造するか、先代たちの知恵に感心。