さて、私たちの住んでいる渡江、狩浜という地名は一体どこからきたのでしょう?
「明浜こぼれ話」(久保高一著)によりますと、
①渡江 今から約400年以前の古文書に渡江と記録があるそうです。
狩江郷土読本では、昔は渡江から乗船し三津尾筋に上陸し、吉田へ渡ったが、渡し場
として知られた港だからこの名がついたのか・・・・。
あるいは、長老によると、渡というのは、古い意味では狭いことで、したがって
狭い入江だから渡江になったもので、大昔の名は内海と呼んでいたらしい・・・・。
(諸説あるようです・・・・・)
②狩浜 国学者原田時只の文書では、古くは雁浜(がんはま)と言い、やがて
カリバマと読み、次に狩浜と書くようになった・・・・、とのこと。
吉田のお殿様が狩りに来るので狩浜となったという説は、あまりぴったりしないようで
それは吉田藩領となる以前から、狩浜の文字が当てられていたからだそうです。