さる、2016年4月23日(土)に京王井の頭線 久我山駅改札前 アクロスにて、
「久我山緑の散歩道」を語る集いを開催し、10名ほどご参加いただきました。
※上のチラシで杉並区久我山ご近隣の皆様と関連する方々、建築士関連の方に告知をさせていただきました。
「久我山緑の散歩道」とは、今から10年近く前、私が区議になる前からの地域のみどりを守る活動で、
当時は杉並区認定のまちづくり団体として、ご近所の仲間数名とワイワイと活動していました。
久我山には大きな二つの都市計画があります。
ひとつは放射第5号線という久我山1~3丁目を横断し玉川上水をはさむ形の大型幹線道路、そして高井戸公園です。
放射第5号線は現在、平成29年度完成に向けて動き出していますが、
当時は高井戸公園は3つの大きなグラウンド(NHK、財務省、王子製紙)のまま、
東京都による整備の方針が打ち出されず、計画決定から半世紀以上が経過していました。
この二つの都市計画は隣接しており、完成すると大きな緑の塊が連続し、
これまでに増していっそう緑豊かな都市環境を形成します。
その高井戸公園予定地をマンションや大型ショッピングセンターにせず、緑を守っていく為に何か出来ないか?
公共事業に反対するだけでなく、住民にとっても良い形で整備を進めていくよう、
都や区に対して提言をしていく事は出来ないか、など考えていました。
単純に「高井戸公園を整備してほしい。」というだけでは住民エゴに取られてしまう、
もっとインパクトのある提案をしたいと考えていた時、メンバーのひとりから
「高井戸公園の立地は井の頭公園と神田川、玉川上水によって一周約10kmの緑の回廊で既につながっている。
この立地を活かした構想を推し進めることで、ひいては高井戸公園の整備推進の動きを喚起することが出来るのでは?」
というアイデアが出てきました。
このアイデアを名づけて「井の頭・久我山緑のパークウェイ構想」として近隣住民の周知に努め、
東京都・杉並区、そして都議会や区議会の議員へと提言書を送り実現を目指しました。
私が区議になったのも、この構想を推進していきたいとの思いからでした。
下の図は提言書に盛り込んだ概要図です。
その後、東日本大震災を受けて、東京都を災害に強いまちへと作り変えるという計画の一環で、
高井戸公園は平成23年に東京都により正式に今後10年間で整備を進めていく計画へと盛り込まれ、
現在のところ、既にある3つのグラウンドを先行して整備をし暫定開放を目指す工事が進んでいます。
今回の会合は題して「久我山緑の散歩道」を語る集いとして、
これまでの経緯などを振り返りながら参加者と情報共有し新たな一歩を進めて行こうと言うものです。
新たに活動のキーワードを
「★健康★スポーツ★季節を楽しむ★つながる★ワイワイと私たち久我山の未来を語り合いましょう。」
として、仲間を集いました。
このキーワードが功を奏し、スポーツや散歩が好きで、まちに愛着を持てるような良いまちを作ろうと願う方々が集ってくださり
第一回目を開催することが出来ました。
下記に当日説明に使用した資料を掲載いたします。
資料を基にして、東京とは何を目指しているか、私たちは何を目指していくかといったお話をさせていただきました。
参加者お一人お一人からはそれぞれの活動に対する考え、思い、目指して行きたい事が語られ、
次の一歩として、まずは皆でこのパークウェイを歩いてみよう!という事になりました。
スポーツを杉並区で推進している方の心強いご支援を得ながら、気候の良い頃実現できるよう計画が進んでいます。
次回の予定が決まりましたら、お知らせいたしますので是非ご参加をお待ちしております!
※その他の久我山での都・区事業に関して「高井戸公園ニュースvol.2」にまとめましたので掲載をいたします。
※平成27年8月に、主に東京都の現行の計画案について補足的な提言をまとめ、都と区に提言書を提出いたしましたので、掲載をいたします。
※無断転載はお断りします。
※資料をご希望の方は郵送いたしますので、ご住所お名前お電話番号をお知らせください。メール添付の場合にはアドレスをお知らせください。
山本あけみ →yamamoto.akemi1965@gmail.com
※オリジナルサイズを下記に掲載いたします。