先日、衆議院議員会館で行われた、エネシフジャパンの勉強会に参加をしてきました。
エネシフジャパンとは
「500年後も1000年後も、安心な国づくり。 東日本大震災で事故をおこした福島原発は、
今も大爆発の恐れを抱え 放射性物質を出し続け、大気、農産物、魚、飲料水、海水を汚染
震災復興の大きな妨げとなっています。
ゆきすぎた安全神話が、安心し切ったエアポケットのような情報過疎を生み
混乱を増幅しています。 活性期の地震国にある日本がエネルギーを原子力に頼るのは
大きなリスクです。 石油も100ドルを突破し、温暖化問題もあり、火力もまたリスクです。
いまこそ日本は、日本自身の未来のため、 自然エネルギーへシフトしなければなりません。
「エネシフジャパン」は日本を自然エネルギーにシフトする
国民と議員の恊働イニシアティブです。」
と銘打ち、勉強会を重ねている超党派の会です。
今回は一周年ということもあり、120名くらいの参加者10名強の国会議員と地方議員、
そして数社のマスコミの取材クルーが来ていました。
表題は「新しい酒は新しい革袋に」―原発再稼動と地方自治体の役割―
といういつまでも古臭い様式に頼ってはいけないよ、とのこと。
私は住宅の設計を20年ほどしていていましたが、
その間、住宅でのエネルギーの使い方の行き過ぎと
住宅自体の性能を義務づける法整備がされていないことへの疑問を持っていました。
必要の無いエネルギーをジャブジャブと使うシステムを作ってしまっているという罪悪感。
例えば、昔のトイレは頭の上にタンクがあって、重力を利用して便器内の汚物を流していたのですが、現在は背中にあるタンク内水を電力を使って水流を作り出し流しているという電力と水の無駄遣い。また、夏にワンレバーの蛇口で水道をひねると左に向いたままの蛇口はお湯を作るために建物の外についている給湯器が電気を使って人知れず動いている。。。等々。
疑問を持ち始めたのは折りしも地球温暖化への脅威が叫ばれ始めた頃でした。
3.11を契機に脱原発の機運が高まり、自然エネルギーへのシフトが始まったことには
大変な期待を感じつつ、その山の高さも感じています。
先日、フランスのサルコジ大統領が破れ、原発大国のこれからが大変気になります。
脱原発の動きが加速すればフランスのみならず、電力を購入していた周辺各国も変化を迫られるでしょう。
その次点で日本において自然エネルギー技術の集積があることを願い、
また、杉並区という一地方自治体レベルでも生活の中に自然エネルギーの使い方が
浸透していることを祈っています。